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【応用編】食事は?温泉は?客室は?賢いお宿(旅館・ホテル)の選び方。必ずチェックするべき5つのポイント

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旅行の満足度は、宿泊するホテルや旅館に大きく左右されます。そこで先回は、賢いお宿の選び方【基本編】として、良いお宿を見つける為の基本を3つのステップに分けてお伝えしました。(基本編を読まれていない方は、先にそちらをご覧いただく事をおすすめします。)

【基本編】食事は?温泉は?客室は?賢いお宿(旅館・ホテル)の選び方。失敗しない為の3つのステップ。

そして今回は【応用編】として、実際に宿を選んでいく中で必ずチェックしなければいけない5つのポイントを解説させていただきます。

受け入れている客層

「かしこいお宿選び」においては、実はここが一番重要なポイントです。基本編でもお伝えしましたが、満足度の高い宿泊の為の大前提は、旅の目的に合ったお宿を選ぶことです。「目的に合ったホテル旅館を選ぶ事=賢い宿選び」と言っても過言ではないほど大切なポイントです。

記念日を恋人とゆっくり過ごしたいのに、カラオケを大音量にして大宴会をしている団体や、高校生の部活の合宿を受け入れていた。小さなお子様と一緒の家族旅行なのに、ラウンジで酔っ払いがコンパニオンと騒いでいた。このような最悪の状況は、実は良くあることなのです。これは、そのお宿がどのような利用形態のお客様を受け入れているのかを事前に確認出来ていないと発生してしまう悲劇なのです。

この自分の旅の目的とお宿のミスマッチは、満足度に致命傷を与えますので、ここを事前にチェックしないで予約をしてしまう事は「賢い宿選び」とは言えません。もし宿泊予約サイトや雑誌などの情報で判断がつかない場合は、お宿に直接電話やメールで問い合せしてでも確認するべき内容なのです。

ホテル・旅館の規模

お宿の事業規模は、先の「客層」と深い関係性がありますので、必ず確認しなければならないポイントです。具体的には客室数をチェックしてください。掲載方法は違えど、どの宿泊予約サイトにも「施設の基本情報」として、客室数が記載されています。

楽天トラベルの施設基本情報掲載欄
じゃらんnetの施設基本情報掲載欄

確認した客室数で、そのお宿が「団体客型」か「個人客型」なのかが分かります。一概には言えませんが、目安としては下記のようになります。

  • 50室以上:団体客主体の大型旅館
  • 20~50室:中規模旅館
  • 20室以下:個人客中心の小規模旅館

これがすべてではありませんし、好みにもよりますが、のんびりと過ごしたいのであれば中規模以下がおすすめです。後述しますが、大規模でも朝食夕食共にバイキングの形態をとられている場合は、カップルやご家族利用などの個人客中心のお宿である場合があります。

細かな見極めは経験に頼る部分もありますが、客室数と掲載写真を合わせて確認する事で、そのお宿の全体像と客層の傾向をつかむことが簡単に出来るのです。

宿泊費

宿泊料金も宿選びをする上では、欠かせないポイントです。ここで重要なのは、料金が高ければ良い宿で、安ければ悪い宿、と言う事では無いと言うことです。宿泊料金はお宿のサービスレベルを測る数字として重要ですが、大切なのは額面の大小ではなくコスパです。

ただここでもやはり、旅の目的と合わせて宿泊料金を考えることが大切なってきます。筆者が考える目的に合わせてコスパを最大化出来る料金(1名あたり1泊2食付)の目安を記しますので、参考にしてください。

  • ここ一番旅行:2.5万円~
  • のんびり旅行:1.5万円~
  • プチ旅行:1万円

金額の大小ではないとお伝えしましたが、大手資本(伊藤園グループ・大江戸温泉物語グループなど)は別ですが、どんな目的であったとしても食事付きの宿泊であれば、1万円未満の料金は控えた方が間違いありません。経営上、1万円未満ではパフォーマンスに限界があり、最低限のサービスレベルを維持する事が難しいラインになってきますので、コスパと言う意味でもおすすめ出来ません。

食事内容と食事場所

旅の最大の楽しみの1つは、なんと言ってもお食事かと思います。実際に旅行社や観光庁などのアンケートでも、旅行の楽しみとして一番に食事を上げられる方が多いです。ただ、期待値が高いが故に、食事によって残念な旅行になってしまったと言う方が多いのも事実です。ですから、ここも「かしこい宿選び」には、絶対欠かせないポイントの1つです。

食事内容のチェック

ご当地の食材を使っているのか?洋食なのか?和食なのか?食事内容のチェックは怠ってはいけません。多くのホテル旅館では「プラン」と言う形で予約を受け付けていますが、食事内容の違いをプランとしているケースが多いですので、プラン詳細をチェックするが一番良い方法です。また、口コミの食事評価を参考にするのも良いでしょう。しっかり調べて、ご自身の好みに合った食事内容で予約しましょう。もし、好みの内容が無ければ、お宿を変えると事も検討してください。それほど、重要な部分です。(口コミの見方も大切ですので、下記の記事も参考にしてください。)

参考記事: 【失敗しない宿選び】★の数だけで選ぶと失敗する!?口コミ・レビューの正しい読み方

食事場所も大切なポイント

お食事会場は下記の3つに大別されます。

  • お部屋食
  • レストラン
  • ホール(バイキング会場)

こちらも目的や好みに合った会場での食事なのかどうか、事前の確認がマストな部分になります。特に夕食会場は、ミスマッチが起こりやすい所ですので注意が必要です。プラン内容や施設案内に記載が無ければ、直接お宿に問合せをして確実に確認しておきましょう。

設備(客室・温泉)

こちらはもはや何もお伝えしなくても、皆さん確実にチェックされている部分かと思いますが、当然重要なポイントです。設備については、掲載写真を見れば一目瞭然なのですが「かしこい宿選び」の為に、写真にプラスして絶対にチェックしておかなければならないポイントを2つご紹介します。

どんなに写真が綺麗に撮られていたとしても、設備は日々劣化してきていますので、現状が写真と同じ状況である保証はどこにもありません。ですので、下記の2つを必ずチェックしてください。

直近のリニューアル情報

リニューアルはお宿にとって最大のアピール要素ですので、最近リニューアルを行なっているお宿であれば、予約サイトの分かり易い部分に必ずリニューアル情報を記載してありますので、すぐに見つける事が出来ます。逆にリニューアル情報の記載が無ければ最近リニューアルが行なわれていない施設だと分かります。

口コミの「清潔感」評価

ただ、最近リニューアルをして新しくしていなかったとしても問題ありません。もっと大切なのは「清潔感」だからです。いくら温泉や客室などの設備を新しくしても毎日の清掃がしっかり行なわれていなければ、快適性は半減します。逆に例え設備が古くても、清掃が行き届いて清潔感がある方が快適性は高いものです。また、清掃状態でそのお宿のお客様をお迎えする姿勢を垣間見ることが出来ますので、ここもしっかりチェックしておきましょう。

まとめ

2回にわたって「かしこいお宿の選び方」についてお伝えしてきてお分かりになられたと思いますが、一番大切なのは、お宿を選ぶ前の「旅の目的」を決めることです。そこにご自身の好みをプラスして、ミスマッチのないお宿を選ぶ、これが一番の「かしこい宿の選び方」なのです。

そこが決まれば、あとは宿泊サイトなどでミスマッチを無くす為の正しい情報を得れば良いだけです。皆さんも是非この方法で、お宿を選んで楽しい旅行をお楽しみください。

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