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【安かろう悪かろう】ではない!大江戸温泉物語グループと 伊東園ホテルズ の賢い泊まり方

1泊2食+飲み放題付で8,000円台で泊まれてしまう温泉宿を展開する2大ホテルチェーン「大江戸温泉物語グループ」「伊東園ホテルズ」。その安さ故『安かろう悪かろう』との評判もありますが、何故その価格帯やサービスが実現出来るのかを理解する事で、決してそうではないことが分かってきます。今回はその秘密に迫ります。

大江戸温泉物語グループ
伊東園ホテルズ

何故、圧倒的に安いのか?その理由は?

現在、大江戸温泉物語グループは36件のホテル・旅館を、伊東園ホテルズは関東・伊豆熱海を中心に49件の宿を展開しており、両グループ共に日本を代表する大ホテルチェーンです。そして、この2大チェーンの最大のウリは、その「安さ」にあります。まずは、その安さの秘密を解説します。

両グループのすべてのお宿やプランで共通ではありませんが、その安さを実現する為に行なわれている3つサービス形態と独自の経営手法が存在しています。

徹底した人件費削減

一般的な旅館経営では、売上に対する人件費率は30%未満が健全だと言われています。しかし、大江戸温泉物語・伊東園ホテルズ、両グループは、人的サービスを可能な限り削減し、より安価な宿泊料金を可能にしています。具体的には下記の3つのサービス形態を導入しています。

  1. 客室への案内を行なわない
  2. 食事は夕食朝食ともにバイキングスタイル
  3. 布団敷きもセルフサービス

上記3つのサービス形態をとる事によって、フロント、調理、料理出し、布団敷等、多岐に亘って宿の運営に関わる人件費を大きく削減しています。何れも今まで旅館がおもてなしとして行なってきたサービスですが、これをセルフサービスとする事で、お客様に販売価格として還元すると言うスタイルなのです。

安価な物件取得と少額の設備投資

大江戸温泉物語・伊東園ホテルズ、両グループの安価の理由として、もう1つ大きな理由があります。それは、宿の営業を開始する手法にあります。

両グループが経営しているお宿には、以前はすべて別のオーナーがおり、廃業や倒産などにより売りに出された建物を安価で取得する形態をとっています。これは、新築でホテルや旅館をはじめるより極めて安価で物件が取得出来ると同時に、以前営業されていた状態でそのまま物件を取得出来る為、追加の修繕費も少額に抑えられます。いわゆる「居ぬき物件」を安価で取得し、営業をスタートさせているのです。

経営的には借入金が少なく抑えられる為、少ない利益でも返済が可能になります。この「借金が少ない」と言う事も、価格を安く抑えることが出来る大きな理由の1つです。

両グループ宿の賢い利用方法

ここまでお読みいただいた方はお分かりかと思いますが、大江戸温泉物語・伊東園ホテルズ、両グループは、ただ安い訳ではなく、安価を実現し得る全うな理由が存在するのです。ですので、先にも挙げた

  • チェックイン時にお部屋までのご案内がない
  • 食事は夕食朝食ともにビュッフェスタイル
  • お布団は自ら敷く

この3つのサービス内容を納得出来るのであれば、決して「安かろう悪かろう」の宿ではないのです。企業努力の上に成り立った適正価格と言えるでしょう。

ただ、設備自体は新しくありませんし、人的なサービスは省力化されていますので、記念日やお祝いなど大切なシーンでの利用ではあまりおすすめ出来ません。「ちょっと足を伸ばして温泉でゆっくりしたい。」「グループで気軽に温泉旅行を楽しみたい。」など、普段使いのお宿としての利用であれば、コスパの良いお宿として、おすすめ出来るホテルチェーンです。

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地域活性化に「よそ者、若者、ばか者」はいらない!?

地方創生や地域活性化の成功法則として、良く語られる「よそ者、若者、ばか者」論。地域活性化のパイオニア的な事例においては、かなりの確率でこの法則が成り立っていましたが、昨今地方創生の動きが全国に広がっていく中、その成功法則に当てはまらないケースが続出しています。以前は地方創生の切り札のように語られる事も多かった「よそ者、若者、ばか者」ですが、現状を鑑みると、以前と今と地域活性化を実現する「人材(人財)」のあり方が変わってきているのではないでしょうか。今回は「よそ者、若者、ばか者」論から、未来の地方にとって必要となる人材について考察してみたいと思います。

「よそ者、若者、ばか者」とは。

そもそも地域活性化における「よそ者、若者、ばか者」の定義とは何でしょうか。 それは「固定概念が無い人」というのが、一番スマートなのではないでしょうか。地域活性化の初期段階、イノベーションにおいては「こういうものだ」という固定概念は大きな障壁となりますので、それが無いということ自体が非常に大きなアドバンテージになります。

脳は基本的に怠け者であり、楽をしたがるようにできている。

出典:脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める (築山 節 著/日本放送出版協会)

脳は怠ける為に、固定概念を形成します。目の前に現れた事象を過去のケースに当てはめ、類似性を見つけて以前の処理内容に適応させます。そうすることで出来るだけ考えることを避け、怠けるのです。怠ける為に固定概念というデータベースをどんどん構築していくのです。個人差はあるにせよ、人は経験を積むことにより「こういう場合は、こうするべき」という固定概念を形成していく生き物なのです。 元々その地域に暮している方は、その地域での生活が長く、経験が豊富が故に固定概念も多く、客観的視点で自地域を見る事が出来なくなります。それは上記のようにヒトが生物として持つ特性です。

それに対し「よそ者、若者、ばか者」に共通する特徴は、固定概念に囚われず、客観的にモノゴトを考えられると言うことでしょう。客観的にその地域を見ることにより、今迄見つけることの出来なかった問題点を見つけ、それに対しての解決策を立案し、結果的にイノベーションを起せるのです。

イノベーションを成功させるためには、『機会』を正しく見つけ出す必要がある。

出典:ドラッカー名著集5 イノベーションと企業家精神(P.F.ドラッカー/ / 上田惇生)

マネジメントの大家、P.F.ドラッカー氏もこう記しているように、客観的視点での『機会(状況、問題)』の発見がどれだけ重要であるか分かります。

「よそ者、若者、ばか者」の役割

上記に記したように「よそ者、若者、ばか者」は、地域イノベーションを起す為に必要な人財であり、その存在無しには地域活性化は出来ないのではないかとさえ思います。しかし、昨今では「よそ者、若者、ばか者」ではなく、その地域で生まれ育った方達が地域活性化に成功しているケースも非常に多く見られますが、なぜそれは実現出来たのでしょうか。

その答えは「役割」という観点で「よそ者、若者、ばか者」を考えると非常に分かりやすいです。 彼らの役割は「その地域の常識に囚われず、客観的な視点でその地域を見て、『機会』を発見すること。」なのです。先のP.F.ドラッカー氏の言う『機会』の発見、それが役割であり、イノベーションを起す事が自体が役割では無いのです。その地域で生まれ育った方達がイノベーションを起せないのではなく、『機会』を発見出来なかったから起せなかっただけなのです。しかし、地域活性化の事例が増えたことに伴い、どんな視点で自地域を見ることで問題点を発見し、新しい発想を生み出せたのかという情報が増加し、その多くの事例に自地域を当てはめて考えることで、さまざまな角度での客観的視点を得ることが可能になったのです。「よそ者、若者、ばか者」の役割は、情報(事例)で代替される時代に入ってきたのです。

これから地域に必要な人財

先の通り、視点が情報で代替できるようになった現在では、その情報を理解し活用する能力「リテラシー」が求められるようになります。しかし、それは「よそ者、若者、ばか者」と同じ様に、ある種のトレンドのような話で、その時代に合わせて活躍出来る役割が移り変わっていくいうことなのではないでしょうか。地域活性化は一過性の取組みではなく、長期に亘ってその地域に「魅力のタネ」を蒔き育てていくことであり、またその仕組作りのことです。

では、その長期に亘る地域活性化の取り組みにおいて必要な人財とは、どんな人財なのでしょうか。

最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。 唯一生き残るのは、変化できる者である。

この言葉は、ダーウィンの進化論をマーケティング的にアレンジ(誇張)した言葉ですが、環境適応能力が種の存続に大きな影響を与えているということは事実です。これを地域に当てはめて考えてみるとどうでしょう。 変化する環境(社会状況)において、その時に力を発揮出来る人財がその地域に存在しているかどうかが重要なのではないでしょうか。継続的な地域活性化の為には、さまざまな考えや価値観を認め、受け入れ、またそれを奨励し、それぞれの能力を最大限発揮出来る環境の整備が求められているのです。

必要なのは「多様性」あり、それを認め合える環境なのです。

FIT(外国個人旅行者)の増加は、地方創生の大チャンス

激変する旅行形態の変化

インバウンドの主流が団体旅行であった頃は、多言語化したパンフレットやチラシ等を作成し、海外の旅行エージェントへ観光地案内や企画旅行を提案する等の誘客活動が行われてきました。しかし近年、インバウンドは個人旅行へ大きくシフトしてきています。つまりそれは、自地域の存在を知ってもらう相手が、旅行エージェント(特定の旅行会社)から外国人旅行者個人(不特定多数の個人)へ変わることを意味し、その旅行形態の変化は観光業のあり方を激変させるとても大きな変化です。

しかし、この変化は歓迎されるべき変化であり、上手く対応する事で、今まで外国人旅行者に見向きもされなかった地方にとっては、外国人観光客を増やす大きなきっかけとなります。その地域にどんなに魅力的な観光地や施設があったとしても、知ってもらわなければ足を運んでくれることは絶対にありません。今までは日本を紹介する雑誌に載る一部の地域や施設、旅行社が観光ルートに組み易い有名観光地にしか、その存在を知ってもらう権利が無かったかと思うほど、限られた情報源しかありませんでした。しかし、その「知ることの壁」がインターネットにより取り除かれ、各地方と外国人旅行者が繋がれるようになったのです。

外国人旅行者の個人旅行へのニーズの高まりと、インターネットという情報を得ることが出来るツールがそろったことで加速的に個人旅行は増加しています。地方の観光地にとっては外国個人旅行者(以下 FIT)を増やす、まさにビッグチャンスです。

旅行手配方法(国籍・地域別、観光・レジャー目的)

出典:観光庁「訪日外国人の消費動向 訪日外国人消費動向調査結果及び分析」 平成 29 年 4-6 月期 報告書

FITは、どうやって情報を得ているのか。

では、どんな風に世界中の皆さんに自地域の情報を伝えたら良いのでしょうか。

「海外への情報発信はインターネット」そんな漠然としたイメージはあっても、具体的な方法を見つけ情報発信に取組まれている地域は実は少ないのではないでしょうか。インターネットは時間も場所も選ばす、情報の伝達速度も速いです。また、さまざまなメディアとも拡張性も高い為、海外への情報発信はインターネットを使用するのが良いのは周知の事実です。逆に、情報を受け取る外国人の方も「Visa Global Travel Intentions Study 2015(2015年Visa世界旅行意識調査) 」では、旅行全般の情報収集について訪日観光客の91%が旅行の計画にオンラインでの情報源を活用していると回答しており、情報源をインターネット上に求めていることも分かります。

同時に「旅行計画段階におけるツール別オンライン情報の活用」では、訪日観光客は日本人海外旅行客と比べ、モバイルやタブレットの使用率も非常に高くなっています。またwebサイトだけではなく、アプリを使って情報を得ている方が多いことも注目すべきポイントです。海外旅行を検討する時、以前は旅行エージェントの店頭に足を運んで計画を立てていたのが、自宅でPCを使いインターネットで情報を集めるようになり、現在は持ち歩きが可能なスマホやタブレットを使い、旅行へ行きたいと思った瞬間に情報にアクセスしている。そして、より簡単に、より分かり易く旅行計画に必要な情報を収集出来るアプリケーションも使い、それぞれが自分らしい旅を簡単に形作ることが出来る時代に変わってきている事が見てとれます。

世界中の旅行者は、それぞれの興味のある事をインターネットで検索し、思い思いの旅を楽しむ時代へ急速に移り変わってきているのです。しかも先のデータなどから、海外では私たち日本人が考えるよりも早い速度でこの変化が進んでいると考えられます。

Q:あなたはどのツールを使用してオンライン上で情報を収集しますか?
【図1:旅行計画段階におけるツール別オンライン情報の活用】

出典:Visa Global Travel Intentions Study 2015(2015年Visa世界旅行意識調査)

FITとの繋がりで、地方観光のあり方が変わる。

情報の入手先が旅行エージェントだった時は、その担当者の嗜好や考えが旅行先決定に大きな影響を与えていました。担当者は観光情報のすべてを扱う事は当然出来ない為、必然的にもともと知っている有名観光地や営業力(資本力)のある地域など、偏った地域への送客が多くなります。そして、一度案内をしたことのある観光地であれば勝手が分かり、手間やコストも削減出来る為、また別の団体もその観光地へ送客する。その繰り返しで、一部の地域にのみ外国人観光客が溢れ返るようになりました。しかし、これからは「個人旅行」の時代です。各地域がインターネットを使って自地域の魅力を直接外国人個人へ伝える事ができ、同時に外国人も日本独自の文化や体験ができ、より日本らしさに溢れる地方部の情報を待っているのが現状です。政府も観光を通じた地方創生の取り組みを推し進め、さまざまな施策が行われている今こそ、各地域、各店舗、各観光は各々しっかりとした情報発信戦略を立てFITに地方部に足を運んでいただく取り組みを行わなければなりません。

そして、FITの増加には地方の観光地にとって、とても大きなメリットもあります。

FITの大きな特徴の一つは、リピートやフォロワーが増え易いことです。与えられた観光ルートではなく、自身で探して自力で訪れることができた場所には愛着が湧きます。その為、FITはSNSやブログなどで旅行体験を発信する率も高くなっています。自身の興味のある場所に訪れる訳ですから、より多くの人達に体験を伝えたいと思うのは当然です。地方の魅力を伝えるプレゼンターとしての役割も期待できるFITの増加は、地方観光にとって大きな追い風となります。その為、一定数のFITの訪問があった後に、自然と外国人観光客が増えたという事例もあります。しっかりとインターネット戦略や誘客計画を立て、少しでも多くのFITを呼び込めるよう努めることで、リピーターやフォロワーがじわじわと増加していく良いサイクルを生み出すことにも繋がります。

外国人旅行者の団体旅行から個人旅行へのシフトは、地方観光にとっては来訪者数を増やす大きなチャンスです。一朝一夕で地方に多くのFITが訪れる訳ではありませんが、このチャンスを逃さず、今からでも決して遅くはありませんので、観光振興に向けて自らの情報発信しっかりと発信することスタートさせることをおすすめします。

【裏ワザ】満室の宿を予約する為のマル秘テクニック

知人からの紹介やインターネットの記事などで知った素敵なお宿。しかし、予約をしようとホームページや予約サイトを確認したら満室、、、そんな経験をお持ちの方は少なくないはずです。事実、評判の良い宿はいつでも予約でいっぱいです。仕事の予定がなかなか決まらない方にとっては、もはや宿泊する事は絶望的なようにも思えます。

しかし、ホテルや旅館の内情を知り、それに沿った適切なアクションを起こす事で、いつも満室のお宿を予約出来る可能性を飛躍的に高める事が出来るのです。今回は、そのテクニックをお伝えします。

ホテル旅館は、本当は満室ではない

現在はお宿の予約をしようとした時、ほとんどの皆さんは楽天トラベル・じゃらんnetなどの宿泊予約サイトで空室状況を確認されます。そして、そこが満室だと、公式ホームページで再度確認をしますが、そこでも満室。多くの方はこの時点で宿泊を諦めてしまっていますが、実はこの段階では、まだ満室ではない場合があるのです。しかも高確率で。

まずは、その事実を紐解いてみましょう。そして、それに基づき満室でも予約出来るテクニックをお伝えします。

旅行会社に客室販売を委託している為に満室

一概には言えませんが、こちらは大型宿によくあるケースです。客室数の多いホテル旅館はより多くのお客様から予約をいただく為に、さまざまな旅行社と協定を結び、一定数の客室販売を旅行社に委託しています(客室提供)。この協定に定められた委託期間内は、旅行社は自由にその客室を販売する事が可能です。つまり、旅行社に預けた客室がまだ売れ残っていたとしても、ホテル旅館はその客室を販売する事が出来ず、インターネットで調べても「満室」となってしまうのです。

予約制限(レベニューマネジメント)をしている為に満室

こちらは比較的小規模のお宿にあるケースです。レベニューマネジメントとは、売上や利益を最大化する為のマネジメント方法で、それに従い、条件による予約制限を行なっているお宿があります。例えば、2名利用より4名や5名利用の予約を受けた方が1室あたりの売上は大きくなります。その為「このお部屋は2名はとらず、3名以上の予約をとろう。」と言う販売戦術を一定期間行なったりします。この場合は、2名利用で検索しても「満室」となってしまうわけです。お宿は自らの販売戦略で、満室ではないのに満室としている場合があるのです。

アクション1:ある場所に行けば、簡単に予約が出来る

こちらは先の「旅行社に販売委託をしている為、満室となっている場合」についての対応策です。正解は単純です。旅行社に足を運んで予約をする方法です。しかし国内には「JTB」や「近畿日本ツーリスト」「日本旅行」など、多くの旅行社が存在している為、目当てのお宿がどの旅行社に販売を委託しているのか、また、それが本当に売れ残っているのかは分かりません。この方法は実際に足を運ばなければなりませんので、行ってみたら販売済だったという事は避けたいです。

それを回避する方法が1つだけあります。お宿に直接電話をして確認することです。電話口で「旅行社さんに預けてある客室で、まだ売れていない客室はありますか?」と聞けば教えてくれます。何故なら、販売委託期間中に販売出来なかった客室は、なんの保証もなくお宿に返却される為、その客室で予約をしてくれる可能性があるお客様からの問合せがあれば、喜んで教えてくれるのです。

アクション2:電話でこう伝えると予約が出来る(良心が許せば)

この方法は、良心が許す方だけ行なってください。先にご説明した「このお部屋は2名はとらず、3名以上の予約をとろう。」と言うようなマネジメントを行なっている場合への対応策です。勘の良い方はすでにお気づきかと思いますが、お宿が積極的に受け入れたいと考えている予約形態で予約するのです。具体的には本来の利用人数以上の利用という形で予約を成立させ、後日、人数が減ってしまったと連絡を入れる方法です。このようなケースの場合、人数が減ったから自動的にキャンセルになることはまずありませんので、そのまま宿泊する事が可能になります。この方法は、うっかり減員の連絡を忘れてしまい、当日キャンセル料を請求される場合もありますので注意が必要です。(※この方法は、旅館関係者の筆者としてはおすすめしませんが、さまざまなご事情で、本当になかなか予約が出来ないお客様も多くいらっしゃる為、方法論の1つとして掲載させていただきました。)

アクション3:「空室」が出るタイミングを見逃すな

委託客室が売れ残った場合や、販売状況により予約制限が解除されるタイミングには、必ず空室が出ますので、そのタイミングは予約が出来る可能性が高まる大チャンスです。具体的には、下記の日付をピンポイントで狙ってください。

  1. 宿泊日の14日前
  2. 宿泊日の4日前

宿泊日の14日前は「手仕舞い日」と呼ばれる日付になります。旅行社に販売委託していた客室のブロックが解除され、ホテル旅館が自由に販売しても良くなる日が「手仕舞い日」です。それぞれの協定によっても異なりますが、多くの場合は宿泊日の14日前となっている為、空室が発生しやすい日となります。

また、宿泊日の4日前はキャンセル料が発生しない最後の日にあたります。多くのホテル旅館は、宿泊日の3日前のキャンセルから、キャンセル料が発生するような規定を設けている為、複数の施設を仮予約しておいてギリギリにどちらかをキャンセルする方が、この日に一斉にキャンセルを行う為、空室が出てきます。また「手仕舞い日」を4日前としているケースが、14日前の次に多い為、尚更空室が出やすい日となっています。

【仮予約はNG】絶対にやってはいけないホテル旅館の予約方法を徹底解説

まとめ

  • インターネットで満室となっていても、実際には満室になっていない場合がある
  • 委託販売客室は、旅行社へ行く事で予約が可能
  • 宿泊日の14日前と4日前は、空室が出る確率が急上昇

以上、満室のお宿を予約する為のテクニックをお伝えしましたが、ホテルや旅館では、日常的に多くのキャンセルが発生していますので、時間が許すのであれば、毎日小まめにホームページや宿泊予約サイトをチェックする事が一番良い方法である事は間違いありません。

【応用編】食事は?温泉は?客室は?賢いお宿(旅館・ホテル)の選び方。必ずチェックするべき5つのポイント

旅行の満足度は、宿泊するホテルや旅館に大きく左右されます。そこで先回は、賢いお宿の選び方【基本編】として、良いお宿を見つける為の基本を3つのステップに分けてお伝えしました。(基本編を読まれていない方は、先にそちらをご覧いただく事をおすすめします。)

【基本編】食事は?温泉は?客室は?賢いお宿(旅館・ホテル)の選び方。失敗しない為の3つのステップ。

そして今回は【応用編】として、実際に宿を選んでいく中で必ずチェックしなければいけない5つのポイントを解説させていただきます。

受け入れている客層

「かしこいお宿選び」においては、実はここが一番重要なポイントです。基本編でもお伝えしましたが、満足度の高い宿泊の為の大前提は、旅の目的に合ったお宿を選ぶことです。「目的に合ったホテル旅館を選ぶ事=賢い宿選び」と言っても過言ではないほど大切なポイントです。

記念日を恋人とゆっくり過ごしたいのに、カラオケを大音量にして大宴会をしている団体や、高校生の部活の合宿を受け入れていた。小さなお子様と一緒の家族旅行なのに、ラウンジで酔っ払いがコンパニオンと騒いでいた。このような最悪の状況は、実は良くあることなのです。これは、そのお宿がどのような利用形態のお客様を受け入れているのかを事前に確認出来ていないと発生してしまう悲劇なのです。

この自分の旅の目的とお宿のミスマッチは、満足度に致命傷を与えますので、ここを事前にチェックしないで予約をしてしまう事は「賢い宿選び」とは言えません。もし宿泊予約サイトや雑誌などの情報で判断がつかない場合は、お宿に直接電話やメールで問い合せしてでも確認するべき内容なのです。

ホテル・旅館の規模

お宿の事業規模は、先の「客層」と深い関係性がありますので、必ず確認しなければならないポイントです。具体的には客室数をチェックしてください。掲載方法は違えど、どの宿泊予約サイトにも「施設の基本情報」として、客室数が記載されています。

楽天トラベルの施設基本情報掲載欄
じゃらんnetの施設基本情報掲載欄

確認した客室数で、そのお宿が「団体客型」か「個人客型」なのかが分かります。一概には言えませんが、目安としては下記のようになります。

  • 50室以上:団体客主体の大型旅館
  • 20~50室:中規模旅館
  • 20室以下:個人客中心の小規模旅館

これがすべてではありませんし、好みにもよりますが、のんびりと過ごしたいのであれば中規模以下がおすすめです。後述しますが、大規模でも朝食夕食共にバイキングの形態をとられている場合は、カップルやご家族利用などの個人客中心のお宿である場合があります。

細かな見極めは経験に頼る部分もありますが、客室数と掲載写真を合わせて確認する事で、そのお宿の全体像と客層の傾向をつかむことが簡単に出来るのです。

宿泊費

宿泊料金も宿選びをする上では、欠かせないポイントです。ここで重要なのは、料金が高ければ良い宿で、安ければ悪い宿、と言う事では無いと言うことです。宿泊料金はお宿のサービスレベルを測る数字として重要ですが、大切なのは額面の大小ではなくコスパです。

ただここでもやはり、旅の目的と合わせて宿泊料金を考えることが大切なってきます。筆者が考える目的に合わせてコスパを最大化出来る料金(1名あたり1泊2食付)の目安を記しますので、参考にしてください。

  • ここ一番旅行:2.5万円~
  • のんびり旅行:1.5万円~
  • プチ旅行:1万円

金額の大小ではないとお伝えしましたが、大手資本(伊藤園グループ・大江戸温泉物語グループなど)は別ですが、どんな目的であったとしても食事付きの宿泊であれば、1万円未満の料金は控えた方が間違いありません。経営上、1万円未満ではパフォーマンスに限界があり、最低限のサービスレベルを維持する事が難しいラインになってきますので、コスパと言う意味でもおすすめ出来ません。

食事内容と食事場所

旅の最大の楽しみの1つは、なんと言ってもお食事かと思います。実際に旅行社や観光庁などのアンケートでも、旅行の楽しみとして一番に食事を上げられる方が多いです。ただ、期待値が高いが故に、食事によって残念な旅行になってしまったと言う方が多いのも事実です。ですから、ここも「かしこい宿選び」には、絶対欠かせないポイントの1つです。

食事内容のチェック

ご当地の食材を使っているのか?洋食なのか?和食なのか?食事内容のチェックは怠ってはいけません。多くのホテル旅館では「プラン」と言う形で予約を受け付けていますが、食事内容の違いをプランとしているケースが多いですので、プラン詳細をチェックするが一番良い方法です。また、口コミの食事評価を参考にするのも良いでしょう。しっかり調べて、ご自身の好みに合った食事内容で予約しましょう。もし、好みの内容が無ければ、お宿を変えると事も検討してください。それほど、重要な部分です。(口コミの見方も大切ですので、下記の記事も参考にしてください。)

参考記事: 【失敗しない宿選び】★の数だけで選ぶと失敗する!?口コミ・レビューの正しい読み方

食事場所も大切なポイント

お食事会場は下記の3つに大別されます。

  • お部屋食
  • レストラン
  • ホール(バイキング会場)

こちらも目的や好みに合った会場での食事なのかどうか、事前の確認がマストな部分になります。特に夕食会場は、ミスマッチが起こりやすい所ですので注意が必要です。プラン内容や施設案内に記載が無ければ、直接お宿に問合せをして確実に確認しておきましょう。

設備(客室・温泉)

こちらはもはや何もお伝えしなくても、皆さん確実にチェックされている部分かと思いますが、当然重要なポイントです。設備については、掲載写真を見れば一目瞭然なのですが「かしこい宿選び」の為に、写真にプラスして絶対にチェックしておかなければならないポイントを2つご紹介します。

どんなに写真が綺麗に撮られていたとしても、設備は日々劣化してきていますので、現状が写真と同じ状況である保証はどこにもありません。ですので、下記の2つを必ずチェックしてください。

直近のリニューアル情報

リニューアルはお宿にとって最大のアピール要素ですので、最近リニューアルを行なっているお宿であれば、予約サイトの分かり易い部分に必ずリニューアル情報を記載してありますので、すぐに見つける事が出来ます。逆にリニューアル情報の記載が無ければ最近リニューアルが行なわれていない施設だと分かります。

口コミの「清潔感」評価

ただ、最近リニューアルをして新しくしていなかったとしても問題ありません。もっと大切なのは「清潔感」だからです。いくら温泉や客室などの設備を新しくしても毎日の清掃がしっかり行なわれていなければ、快適性は半減します。逆に例え設備が古くても、清掃が行き届いて清潔感がある方が快適性は高いものです。また、清掃状態でそのお宿のお客様をお迎えする姿勢を垣間見ることが出来ますので、ここもしっかりチェックしておきましょう。

まとめ

2回にわたって「かしこいお宿の選び方」についてお伝えしてきてお分かりになられたと思いますが、一番大切なのは、お宿を選ぶ前の「旅の目的」を決めることです。そこにご自身の好みをプラスして、ミスマッチのないお宿を選ぶ、これが一番の「かしこい宿の選び方」なのです。

そこが決まれば、あとは宿泊サイトなどでミスマッチを無くす為の正しい情報を得れば良いだけです。皆さんも是非この方法で、お宿を選んで楽しい旅行をお楽しみください。

【基本編】食事は?温泉は?客室は?賢いお宿(旅館・ホテル)の選び方。失敗しない為の3つのステップ。

温泉旅行の目的は人それぞれですが、共通して言えるのは、時間に追われながら過ごす忙しい日常から離れ、非日常の中でゆっくりと時間を楽しむ事ではないでしょうか。ですので、その旅行の満足度に大きく関わる「どこに泊まるのか?」は、旅行者の皆さんにとって永遠の大問題です。ただ、旅慣れていない方にとっては、どこを基準に選んだら良いのか分からない方も多いかと思います。そこで今回は、かしこい宿の選び方の基本をお教えします。

自分の好みと旅の目的を明確にし、それとマッチした宿選びをする

満足度が高い宿泊をする為には、ミスマッチを無くす事。これが大前提です。当たり前の事かも知れませんが「旅の目的」に合わせた宿を選ばなければ、良い宿泊体験になる確率はグッと下がってしまいます。

旅行の目的は多種多様です。イベントやライブ等が目的であれば、宿泊は「そこから出来るだけ近い方が良い。」「予算はかけたくない。」と考えられる方も多いかと思います。また、恋人との初めての旅行であれば、少し予算をオーバーしてもラグジュアリーなホテルに泊まりたいと考えるかも知れません。その他にも、良質な温泉でまったり寛ぎたい、ご当地のグルメを食べたい等、目的は人の数、旅の数だけ存在します。

ですから、まずは「旅の目的」を整理する事が大切です。そして、それが決まってから宿探しに入るのが良いでしょう。いきなり旅行雑誌や宿泊予約サイトを見て宿選びを始めてしまうと、目的とズレた宿を選んでしまう可能性が高まりますので、そこはグッと堪えて、まずは目的をしっかり整理する事が重要です。

「旅の目的」に優先順位をつける

旅の目的を考えていると「どうせなら、あれもしたい、これもしたい」となってしまい、なかなか整理がつかない事がよくあります。これは仕方が無い事で、皆がそうなります。旅はたまに行くから旅なのです。せっかくのお休み、せっかくの旅、色々詰め込みたくなるのは当然の事です。

ただ、最終的にあれもこれもとなってしまうのは良くありません。これでは、目的を立てていない事と同じになってしまいます。では、どうしたら良いでしょう。その場合、目的に優先順位を付けましょう。そして、頭に浮かんだ「やりたい事」の中から上位3つを、今回の「旅の目的」とします。

やりたい事を我慢するような形になってしまいますが、目的が明確になりますので、目的に対する明確な答え(サービス)を提供してくれる宿を選ぶ事が出来るようになります。そうです、ミスマッチが無くなるのです。かしこく宿を選ぶ為には、目的は多くても3つまでとしましょう。

「多くの情報源」に頼らず、「信頼性の高い情報源」に絞って宿選びをする

こちらは見出しの通りで、情報の量より質を重視して、ホテル旅館を選ぶのが良いと言う事です。現在、日本国内には宿の予約が出来るサイトが数十社あり、そのすべてから情報を得ていては、情報量が多すぎて、自分の決めた目的にあった宿選びが出来なくなってしまいます。ですから、宿選びを始める時には、質の高い情報が掲載されている信頼性の高いサイトに絞って情報収集をしましょう。

詳細は下記のページに譲りますが、一旅行大好き人間として、また温泉旅館支配人として、ホテル旅館の外も中も知り尽くした筆者がダントツでおすすめしてるのが「楽天トラベル」と「じゃらんnet」と言う宿泊予約サイトです。

参考記事:【失敗しない宿選び】国内予約は「楽天トラベル」と「じゃらんnet」だけチェックすればOK。

両サイト共に、掲載施設数、口コミなどのお客様目線の情報の充実、ポイントやクーポンなどの充実、どれをとっても他サイトより5歩も6歩も先を行っており、宿選びには最適なサイトです。

まとめ

  1. 旅の目的を決める
  2. 目的に優先順位を付ける
  3. 情報は量より質にこだわる(楽天トラベルじゃらんnetがおすすめ)

宿選びは、旅行の満足度を大きく左右する重要なポイントですので、ご紹介した3つのステップに沿って、ご自身の「旅の目的」に合った良い宿を探してみてください。

次回は、「応用編」として、もう少し踏み込んだ宿選びの方法をお伝えします。

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参考記事:楽天トラベル【得旅キャンペーン】はエントリー必須。その魅力を徹底解説

「楽天トラベル得旅キャンペーン12月」開催日程

エントリー・予約期間

  2021年12月2日(木)10:00~2021年12月23日(木)9:59

ポイントUP対象宿泊日

  • 【直前】ポイント10倍:2021年12月2日(木)チェックイン~2021年12月24日(金)チェックアウト
  • 【早期】ポイント10倍:2021年12月24日(金)チェックイン~2022年1月27日(木)チェックアウト
  • 【超先】ポイント15倍:2022年1月27日(木)チェックイン~2022年2月26日(土)チェックアウト

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また驚くべき事に獲得されたポイントの有効期限は1年間。他社サイトのキャンペーンなどでは、極端にポイントの有効期限が短く、騙された感があるキャンペーンも多いですが、その点においても得旅キャンペーンは郡を抜いています。

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得旅キャンペーンで楽天ポイントを大量獲得する方法

ポイント獲得までの流れ

得旅キャンペーンでのポイント獲得方法は、極めてシンプルです。

  1. キャンペーンページから宿泊対象期間を選んでエントリーし、
  2. 対象宿泊施設を予約し、
  3. 宿泊する 。

以上です。たったこれだけです。この分かり易さも、このキャンペーンの魅力の1つです。エントリーページでは「直前」「早期」「超先」と、宿泊対象日毎にエントリーしなければなりませんが、エントリーはワンクリックですし、クリック後、他のページへ飛ぶ事もありませんので、とりあえず全部エントリーしておくのがおすすめです。

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ポイント付与のタイミング

通常、楽天トラベルでの利用で獲得出来る楽天スーパーポイントの付与のタイミングは「チェックアウト日の翌日から10日以内 」となっています。しかし、得旅キャンペーンで取得出来るポイントは付与のタイミングが異なり、ポイントの付与は「キャンペーンの旅行対象期間最終日の翌々月15日頃」となります。例えば、11月の宿泊が対象の場合であれば1月15日頃、2月の宿泊が対象であれば4月15日頃、となります。

通常のポイントと比較すると付与のタイミングはかなり遅いですが、10倍~15倍の大量ポイントですので付与されるまで楽しみが続くと思えば苦にはならないのではないでしょうか。筆者の個人的感想ですが、忘れた頃にポイントが付与されますのでボーナス的な感覚で逆に嬉しさ倍増でありがたい付与タイミングだと感じています。

じゃらんnetの【ポイントアップキャンペーン】は要注意。大量ポイントUPに隠された2つの罠

大手宿泊予約サイトの「じゃらんnet」が毎月初めに開催する「ポイントアップキャンペーン」。最大+13%と大量ポイント獲得のチャンスですが、しっかりと内容確認をせず、残念な思いをされている方が増えています。その理由と対策をお伝えします。

じゃらんnetポイントアップキャンペーンとは?

このキャンペーンは、じゃらんnetが毎月月初に開催しているポイントアップ企画です。

キャンペーン開催中に対象のホテルや旅館を予約し、実際に宿泊すると、通常より多くのポイントをGET出来ます。さらに、宿泊日が「先」であればあるほど(予約が早ければ早いほど)多くのポイント獲得する事が可能です。また、エントリーなども不要ですので、基本的には対象施設を選ぶだけで、大量ポイントの獲得が出来るお得なキャンペーンです。

具体的には、下記の図のようなイメージです。

例)2019年9月開催のポイントアップキャンペーン

上記は、2019年9月のキャンペーン画面ですが、基本的に毎月同じ流れとなっており、上記の日付をそのまま当月に当てはめたスケジュールとなっています。

  • キャンペーン(予約)期間:毎月1日~14日頃
  • ポイント10%(通常+8%)対象宿泊:当月16日頃~月末
  • ポイント12%(通常+10%)対象宿泊:翌月16日頃~月末
  • ポイント15%(通常+13%)対象宿泊:翌々月15日頃~月末

こちらを見るとお分かりになりますが、毎月後半の宿泊をするとポイントがUPするキャンペーンとなっています。※余談ですが、じゃらんnetは、月の後半の宿泊予約が弱いと言う事だと考えられます。

大量ポイント獲得の裏にある罠

一見、「こんなに簡単にポイントが10%以上になるのか!」と驚くほどお得なキャンペーンなのですが、実は後で残念な思いをされている方がとても多いのです。その理由は「キャンペーン概要」に記されています。

じゃらんnetポイントアップキャンペーン概要

ここには、キャンペーンで獲得出来るポイントの詳細が書かれています。

  • 基本加算ポイントは「Pontaポイント1%」と「じゃらん限定ポイント1%」
  • キャンペーン加算ポイントは「じゃらん限定ポイント○%」※○は宿泊日に応じて8~13%

基本加算ポイントとは、キャンペーンなどに参加しなくても「じゃらんnet」での宿泊で得ることの出来るポイントです。1ポイントは、さまざまな店舗で使用でき汎用性の高い、あの「Pontaポイント」。そして、もう1ポイントは「じゃらんnet」のみで使用可能な「じゃらん限定ポイント」です。

そして、重要な部分はキャンペーンで獲得出来る大量ポイントは「じゃらん限定ポイント」だという事です。汎用性の高い「Pontaポイント」ではないのです。

驚愕のポイント有効期限

そして、ここが一番皆さんが見落とされている部分で、最大の罠です。

じゃらんnetポイントアップキャンペーン
ポイント加算日と有効期限

赤線の部分をご確認ください。

キャンペーンで付与される大量ポイント「じゃらん限定ポイント」は、宿泊月の翌月の中旬に加算されますが、有効期限がその月の月末までなのです。

もう一度整理します。

  • じゃらん限定ポイントは「じゃらんnet=宿泊」でしか利用出来ないポイント
  • 加算されてから有効期限まで、たったの半月

もうお分かりかと思いますが、じゃらんnetのポイントアップキャンペーンで大量獲得出来るポイントは、多くの皆さんにとっては使用困難なポイントなのです。毎日のように出張をされていて、月にホテルに何泊もされる方や、かなりの旅行好きで毎月温泉旅行に行かれている方を除いては、利用する事が極めて困難なポイントだと言えます。

ですので、「せっかく獲得したのに、あっと言う間にポイントがなくなってしまった。。」そんな方が続出しているのです。

短い有効期限にしている理由とは?

このポイント付与と利用期限の短さには、どんな理由があるのでしょうか?ユーザーからクレームが来る可能性さえ含んだこのキャンペーンを、続けるには、それ相応の理由があるはずです。そこを少しだけ読み解いてみましょう。

同時期に開催される、楽天トラベル「得旅キャンペーン」

じゃらんnetの永遠の?ライバル「楽天トラベル」が毎月月初に「得旅キャンペーン」と言うポイントアップキャンペーンを開催しています。じゃらんnetのキャンペーンは、ここにお客様を捕られないように、競合対策で行なわれている可能性が高いです。

得旅キャンペーンの詳細は、上記ページでご確認いただければと思いますが、得旅キャンペーンは、ポイントUP量、有効期限、汎用性、どれをとっても文句が無く、温泉旅館の支配人を努める私が今まで見た宿泊予約サイトの企画の中で最強のキャンペーンだと言えます。

じゃらんnetのポイントアップキャンペーンは、この得旅キャンペーンへの対応策として行なっているキャンペーンだと考えられます。つまり、見せ掛け上ポイントは付与するけれども、実際はほとんど使えないようにしていると言うのがこのキャンペーンの裏側にある本音だと考えます。

まとめ

  • 「じゃらんnet」のポイントアップキャンペーンで獲得出来るポイントは、「じゃらん限定ポイント」で、有効期限は半月しかない。
  • 「ポイントアップ」の文字だけではなく、詳細までしっかり確認する必要がある。

ポイントアップ系の企画やキャンペーンは、本当に沢山ありますが、自身にとって本当に有益なモノなのかどうかは、しっかり見極める必要があります。この見極めが甘いと、得をしたつもりで結局何も得られなかったと言うことになりかねません。さまざまな販売戦術が溢れているからこそ、見極める目を磨いて行く事が必要になって来ているのです。

もちろん、しっかり確認し、考え、予約する事で、じゃらんnetのポイントアップキャンペーンも有益に使う事も可能なはずです。

参考記事:【じゃらんnet】ポイントUPキャンペーンの良し悪しを見極めて本当にお得な予約をする方法

参考記事:驚異の40%還元!【楽天トラベル 楽天スーパーDEAL】宿泊費と還元ポイントを大調査

参考記事:楽天トラベル【得旅キャンペーン】はエントリー必須。その魅力を徹底解説

参考記事:ポイントサイト【モッピー】で宿泊予約を劇的にお得にする方法

【宿クーポンがお得】簡単に「お得予約が出来るチャンス」の見過ごしが多発しています。

宿泊予約サイトの予約時に使用出来るクーポンが増えています。その中でも自ら獲得する事で、より大きな割引が可能なクーポンがある事を見逃してしまっているケースが非常に多くあります。旅館として、実際に入ってくる予約を毎日見ていると「この日の宿泊なら、宿クーポンを使えばもっと割引出来るのに。」と思う予約が、とても多いという事です。今回は、その大切なクーポンを見逃してしまわない方法と、多くの皆さんがはまってしまっている「罠」についてご紹介します。

本ブログでは、「楽天トラベル」と「じゃらんnet」での予約を推奨していますので、その2サイトに絞ってお伝えします。※推奨理由はこちら

【失敗しない宿選び】国内予約は「楽天トラベル」と「じゃらんnet」だけチェックすればOK。

クーポンの種類を理解する

まずはクーポンの種類についての理解を深めましょう。どの宿泊予約サイトのクーポンもほぼ共通で、ユーザーには分からない内部的な分類が2つ存在しますので簡単にご紹介します。

  1. ホテル旅館が、クーポンの原資(割引額)を負担
  2. 宿泊予約サイトがクーポンの原資(割引額)を負担

ユーザーの皆さんにとって大切なのは「割引額」になりますので、こちらは、あまり興味のない分類になります。しかし、次の分類はとても重要です。

  1. 何らかの方法で、事前にユーザーに付与される(受動的)
  2. 予約時に、ユーザーが自ら獲得する(能動的)

実は、この取得方法による違いから、損する人と得する人に分かれてしまうのです。もらった(渡された)クーポンなのか、自ら獲りに行ったクーポンなのか、ここに大きな分かれ目が存在しています。

それぞれのクーポンが振り出される意味と性質

まず上記の1.番の「何らかの方法で、事前にユーザーに付与されるクーポン」について簡単にご説明します。

こちらのケースは、宿泊予約サイトや宿泊施設が、会員情報や顧客データ等を元に、事前にメルマガ・SNS等を使用し、見込客へ事前に送られるクーポンです。こちらの戦略的意図は「事前に持っているクーポンがあれば、予約する際にその割引が受けられるサイトまたはホテル旅館を優先的に予約するだろう。」というものです。簡単に言えば、他者にとられないように「唾を付けておく」為のクーポンなのです。

この戦略は、前もっての声がけ行為ですので、声をかける見込み客の数が重要になり、より多くの方にクーポンを事前配布することで予約数の増加が見込まれるのです。ただ、クーポンを使われた場合の割引用の予算には当然限りがあります。つまり、割引額が少額のケースが圧倒的に多いのです。

次は、2.番の「予約時に、ユーザーが自ら獲得するクーポン」をご説明します。

こちらは基本的には、予約サイト内のホテル旅館の施設ページで取得するようになっており「宿クーポン」と呼ばれています。そして、この宿クーポンは、先程の事前付与されるクーポンと比較すると割引額がかなり大きいケースが多いのです。

ユーザーが各宿泊施設の施設ページまで来ているという事は、あともう一歩で予約してもらえるというラインまで来ているという事なのです。ホテル旅館からしてみれば、折角あと一歩の所まで来たお客様を逃したくありませんので、たとえ割引額が大きくなったとしても、その段階で予約を決めさせたいと考えます。つまり、最後の一押しをする性質を持った宿クーポンは、思い切った割引額になっているケースが多いのです。

なぜ、お得な「宿クーポン」を見逃してしまうのか?

後述しますが、宿クーポンは非常に分かりやすく、シンプルに獲得出来ます。では何故、ユーザーは安いクーポンを使用して予約してしまうのでしょうか。それは、事前配布されるタイプのクーポンに罠がしかけられているからなのです。

メルマガやSNS等で配布されたクーポンを取得すると「このクーポンが使えるプランはこちら」のようなリンクが付いている事が多いです。これが1つ目の罠です。そして、クーポンを取得したり、そのリンクをクリックすると、その後さまざまな形をした広告が皆さんのスマホやPCの画面に表示されるようになります。これが2つ目の罠です。

これは、事前配布したクーポンを使ってもらうべく行なわれる戦術なのですが、この戦術自体が悪い訳ではありません。その広告等からのリンク先が、ホテル旅館のプランページになっていることがポイントなのです。つまり、宿クーポンを取得するページよりも予約に近いページにリンクされる為、宿クーポンの存在に気づかないのです。これは決して宿クーポンを使わせないような作為的な事ではなく、より予約に近いページにリンクさせた方が予約に繋がり易いからなのですが、それが理由で多くのユーザーが割引額の高い「宿クーポン」を見逃してしまっているのです。

宿クーポンの取得方法

では、具体的に「宿クーポン」の取得方法を見てみましょう。

「じゃらんnet」施設ページPC画面

上記は「じゃらんnet」の施設ページです。宿クーポンを設定してある施設では、最上部の極めて分かり易い位置に、取得用バナーがあります。

「楽天トラベル」施設ページPC画面

「楽天トラベル」の場合は、施設ページの上部に「クーポン一覧」のタブがありあます。こちらもファーストビューに取得用リンクがあり、極めて取得しやすいレイアウトです。

左:「じゃらんnet」スマホ画面
右:「楽天トラベル」スマホ画面

「じゃらんnet」は、スマホ画面でもPC同様に極めて分かり易い所にクーポン取得用バナーがあります。しかし「楽天トラベル」はスマホで見た時には注意が必要です。それは「楽天トラベル」では、PC画面でしか宿クーポンが取得出来ないのです。上記画像(右)のホテルのように取得バナーを別途設けている場合もありますが、かなり少数派です。多くの施設は宿クーポンを設定していても、ここまでの対応はしていません。※このようなバナーを設けている場合でも、リンク先はPC画面(スマホのブラウザで表示可能)となっており、最終的にはPC画面での取得となります。

まとめ

  • 事前に配布されるクーポンよりも、割引額の大きい「宿クーポン」という物がある。
  • 「宿クーポン」の取得は簡単だが、流れで予約まで進めてしまうと見逃してしまいやすい。
  • 予約する施設がある程度決まったら、施設ページに戻って「宿クーポン」の有無を確認し、あった場合は忘れずに取得。

しっかり確認をしているようでも、見逃してしまいがちの高額割引クーポン「宿クーポン」。少しのチェックで、ぐっとお得に宿泊予約が出来る可能性がありますので、必ずチェックする事をおすすめします。

国内旅行は「楽天トラベル」と「じゃらんnet」だけチェックすればOK!その理由を徹底解説

現在日本国内には、ホテルや旅館の予約が出来る「宿泊予約サイト」が数十サイトあり、ネット上にはさまざまな宿泊施設の情報が溢れています。現役温泉旅館支配人の私のところにも「ホテル旅館の予約は、結局どこから予約するのがお得なの?」と言う問合せが絶えません。

そこで今回は、私がダントツでおすすめする2つの宿泊予約サイトを、その理由と共にお伝えします。

他の追随を許さない、厳選2サイトとは。

宿泊先を選ぶ時に、沢山の宿泊予約サイトの中から、どこかのサイトを選んで、、、その中からホテルや旅館を選んで、、、プランを選んで、、、正直そんな面倒臭いことはしていられません。そこで登場したのが、旅行比較サイトと呼ばれるサービスですが、こちらも正直おすすめは出来ません。

参考記事:【旅行比較サイト】はストレスの元。比較サイトの正しい付き合い方。

ですので、ずばり教えします。

国内旅行の宿泊先は、下記の2サイトから探せばOKです。

楽天トラベル
じゃらんnet

いずれのサイトも超有名過ぎて、拍子抜けされた方もいらっしゃるかと思いますが、本当にこの2つのサイトだけチェックすれば、早くて、簡単に、多くの選択肢の中から、自分好みの宿を、よりお得に、予約出来るのです。

>【楽天トラベル】からのご予約はこちら

 

>【じゃらんnet】からのご予約はこちら

「中の人」だから分かる【楽天トラベル】【じゃらんnet】の凄さと魅力。

ホテル業界の中の人間(しかも一部の)しか分からない、この2サイトが他サイトより圧倒体に優れているポイントを簡単に4つ紹介します。これを読んだ方には、もう他の宿泊予約サイトで宿探しをしている時間は無いはずです。

圧倒的な登録施設数と取扱高

まずは、登録施設の数です。楽天トラベルで予約可能な施設は約30,000軒、じゃらんnetは約27,000軒。当然、取扱高も多く、3位以下の予約サイト名はあえて割愛させていただきますが、取り扱い高は、3位の宿泊予約サイトの約2倍以上で共に9,000億を超えています。この2サイトは、ユーザーからそれだけ圧倒的な支持を得ているサイトなのです。

ポイントは、それだけの情報を複数のサイトを跨がず同一サイト内で、同じレイアウトで確認出来、宿の検討が非常にスマートに出来るというです。

洗練されたUI(ユーザーインターフェイス)

より多くのユーザーが使用する両サイトは、それに比例したビッグデータを持っています。両サイトは、その情報に基づきABテスト等を繰り返しサイトの改善を高頻度で行ない、ユーザーの使い易さを日々向上させています。気づくとレイアウトが変わっていて、以前より使い易いサイトなったと感じた事がある方も少なくないはずです。

楽天トラベルとじゃらんnetは、進化のスピードや使い易さが他のサイトとは圧倒的に違い、ユーザーファーストのスマートなサイトなのです。あまり他のサイトと比較するのもどうかと思いますが、個人的には「る〇ぶトラベル」「〇休.com」などは、予約に至るまでにとてもストレスがUIだと感じており、使い易さにおいて、楽天トラベル、じゃらんnetとは比べ物になりません。

登録宿泊施設のモチベーションの高さ=好条件のプラン

ブッキングサイトとしての市場規模が圧倒的大きい両サイトですので、宿泊施設側の力の入れ方が違います。同じ特典や割引を付与するにしても、当然市場規模が大きいサイトのプランで行なった方が、費用対効果が高くなり売り上げ向上が見込めます。

必然的に他のサイトに比べ、楽天トラベルとじゃらんnetのプラン料金や特典にに力を入れる施設が多くなり、より好条件で予約出来る可能性が高くなっています。

同業他社サイトさえ情報源にしているサイト

旅館の支配人をしていると、さまざまな宿泊予約サイトの営業の方が掲載依頼にお越しになられます。今まで何十社の予約サイトの担当者とお会いしたかも覚えていない程ですが、お越しになられた営業の方々は、口を揃えて同じことを話されます。それは、

  1. 「楽天トラベル」「じゃらんnet」に次ぐ予約サイトを目指しています。
  2. 「楽天トラベル」「じゃらんnet」と同等の特典やキャンペーンを御社の負担を少なく行えます。
  3. 「楽天トラベル」「じゃらんnet」より手数料が安いです。
  4. 「楽天トラベル」「じゃらんnet」以上の成長率で伸びているサイトです。

などなど、商談で「楽天トラベル」と「じゃらんnet」と言う言葉を聞かない事がありません。もっと言えば、他社はその2サイトの名前を出さなければ、自らの宿泊予約サイトを説明する事すら出来ないほどの存在なのです。

ちなみに、上記の4.ですが、他サイトは元になる昨年の扱い高が極めて少ないので成長「率」が大きくなります。逆に言えば、そこしか「楽天トラベル」と「じゃらんnet」を数値的に上回る事が出来ないほど、圧倒的な差があるのです。

ポイントサイト経由でさらにポイントアップ可能

楽天トラベル・じゃらんnetのサイトコンテンツが他サイトと比較し非常に優れていることがお分かりになられたかと思いますが、上記2サイトにはさらにお得に宿泊予約が出来るメリットがあります。

それは安心して利用出来るポイントサイト「moppy(モッピー)」経由で予約すれば、さらにポイント獲得が可能になることです。タイミングや時期などによっても異なりますがポイント還元率は3.5~4%程あり、貯めたポイントは「1P=1円」で現金化や各種電子マネーにチャージすることも可能です。楽天トラベル・じゃらんnetで宿泊予約をされるならモッピー経由で予約されることをおすすめします。

まとめ

  • 「楽天トラベル」と「じゃらんnet」は、掲載宿泊施設数・取り扱い高・情報量(特典・ベネフィット含)が多く、他サイトと比べてサイト信用力が極めて高い。
  • UI(ユーザーインターフェイス)も優れており、予約し易さも圧倒的。

数多くのサイトを横断して宿を選ぶ事や、それを簡略化した比較サイトを使うよりも、4歩も5歩も先を行く 「楽天トラベル」と「じゃらんnet」 の2つから、自身にあったサイトを選び、そこに絞って宿選びをした方が、時間短縮になり、また余所見をしない分精度も高くなる為、結果的に自分好みの満足度の高いホテル旅館に出会うことが出来るのです。

また今なら、両サイト共にGoToトラベルキャンペーンを使ってすべての予約が最大35%割引となり、15%分のお買い物券(地域共通クーポン)が付いてきますので、2021年1月までの宿泊予約は今のうちにしておく事をおすすめします。

>【楽天トラベル】からのご予約はこちら

 

>【じゃらんnet】からのご予約はこちら