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【agoda(アゴダ)】トラブル回避法を解説。安心お得予約の秘訣を詳しく紹介

テレビCMもされている宿泊予約サイトの「agoda(アゴダ)」ですが、検索すると「アゴダ やばい」「アゴダ 危険」「アゴダ 最悪」などの関連キーワードが出てきて不安になった方も多いかと思います。この記事では、その理由や対応方法など、agoda(アゴダ)を安心して利用する方法を詳しく解説します。

結論:agoda(アゴダ)は危険な宿泊予約サイトでは無い

結論からお伝えするとagoda(アゴダ)は決して危険で悪質なサイトではありません。本記事ではagoda(アゴダ)が危険と思われてしまった理由と、安全に(普通に)予約出来る事をご説明します。

agoda(アゴダ)が危ないと思われる3つの理由

agoda(アゴダ)が危険や最悪と思われる理由は大きく3つあります。口コミなどのネガティブな書き込みの原因のほとんどがこの理由に集約されます。

「会員登録」をせずに予約している

agoda(アゴダ)での予約では、会員登録(サイト上の表記は「メンバー登録」)は必須では無く、登録を行わなくても予約をする事が出来ます。会員登録は無料ですが登録すると、安い宿泊プランでの予約やお得なクーポンがもらえる等のメリットがありますが、トラブル回避における重要なメリットがあります。それは、キャンセルや予約内容変更が簡単に出来るようになる点です。

キャンセルや変更は簡単に出来て当たり前のように思いますが、会員登録を行わずに予約するとagoda(アゴダ)の場合は、キャンセルや変更が非常に困難です。記事の主旨とズレますので詳細は割愛しますが、キャンセルはキャンセル料、内容変更は宿泊料金、とお金に直結しますので、ここがスマートに出来ないとなるとトラブルになる可能性が高まるのは必然と言えます。

会員登録は、名前とメールアドレスの他に、Google、apple、FacebookのIDでも行えますので基本的にはノーストレスです。agoda(アゴダ)の予約は事前の会員登録が必須です。

→「agoda(アゴダ)」の会員登録はこちらから

画面右上の「メンバー登録(無料)」から登録出来ます。

以前は予約画面の表示方法に致命的な欠陥があった

徐々にですが確実に改善はされて来ていますが、agoda(アゴダ)は情報の視認性や操作性が楽天トラベルやじやらんnetなど他の宿泊サイトより劣っているのは事実だと思います。

これは、agoda(アゴダ)が外資系である事が要因と考えられますが、言葉の表現や表記方法が日本向きでは無く、勘違いを生みやすい表現方法になっていたりします。今は改善されていますが、極端な例を挙げると以前は、予約の時に「キャンセル料無料」と表示されていたのにキャンセル料が発生した事象が頻繁に起こっていた為、トラブルが絶えなかったのも事実です。また、日本では旅館など食事付が当たり前ですが、海外では宿泊と食事は基本的には別ですので、日本向けのUI開発がなされないままサービス提供が始まった為、食事が付いている付いていない等のトラブルも多発していました。

何れにしても、現在ではそのようなユーザー側では防ぎようの無い致命的な部分は改善していますので、他の予約サイト同様に予約を進めて行く中で詳細をもれなく確認するようにすれば、大きなトラブルが発生する事が極めて少ないと言えます。

上記は現在のagoda(アゴダ)の予約画面の一部ですが、日本人にとっては少し違和感のある表現もありますが、主要な内容は網羅されておりしっかり内容を確認する事が出来るようになっています。以前と比較すると劇的に改善されており、今後はもっと分かりやすくなって行く改善されて行く事は容易に想像できます。

→「agoda(アゴダ)」からの予約はこちらから

「提携」「下請け」宿泊予約サイトが異常に多い

agoda(アゴダ)は、世界中の260万軒以上の宿泊施設から格安料金を比較検討・予約できるオンライン予約サイトですが、それだけの軒数の宿泊施設をカバー出来てる所以として提携している宿泊サイトが多いという事が挙げられます。簡単に言えば、agoda(アゴダ)は色々な予約サイトに掲載されている宿泊プランを網羅しているまとめサイトなのです。

この各サイトとの連携時に行き違いやシステムエラーなどが発生してトラブルになっているケースも少なくありません。特に海外サイトとの連携時のトラブルが多いです。

下記画像はagoda(アゴダ)の予約画面の一部ですが、赤枠の部分に「るるぶトラベル」と記載されています。これは、提携先のるるぶトラベルの宿泊プランを転載して販売していると言う意味になりますので、この部分を確認すればagoda(アゴダ)の直販分なのか、提携先の分なのかを判別する事が可能です。

この「提携」が少し曲者で、予約者には分かり難い仕組みであると同時に、ホテル旅館の予約担当者にも非常に分かり難くく宿泊施設側の予約処理でも様々なエラーが生じる可能性があります。特に提携した予約になると予約者への直接の連絡先が開示されていないケースがあり、事前に予約者本人へ確認したい事があった場合に不便が生じます。「電話問い合わせ窓口」もありますが、日本語ネイティブの方は少なく、込み入った内容への回答が難しいと同時に、直接予約者へコンタクトをとる事が出来ないケースも少なくありません。

海外の予約サイトでは予約システムをagoda(アゴダ)のシステムを利用しており、違うサイトで予約をしたにも関わらず、宿にはagoda(アゴダ)からの予約として通知が来るケースなどもあったりします。一つのサイトで多くのプランが比較出来るメリットがある反面、システム連携の精度がまだ低いのが現実と思います。

ここさえ守ればagoda(アゴダ)は安心してお得に利用出来る!

  1. 会員登録(無料)をしてから予約する
  2. 予約内容をしっかり読み込む
  3. 提携先の宿泊プランの場合は、予約完了後に宿泊施設に直接連絡をして予約内容を確認する

上記ポイントをおさえておけば、予約内容についての大きなトラブルを事前に回避する事が出来るようになります。agoda(アゴダ)は他の予約サイトと比較して割引プランやクーポンもかなり豊富ですので、上記ポイントに十分注意すれば、こんなにおすすめの予約サイトはありません。是非この記事を参考に安全でお得な旅行を楽しみましょう。

たったこれだけで獲得ポイントが+5%アップ!!

agoda(アゴダ)での予約は通常でもお得ですが、ポイントサイトを使用する事で大量のポイントが獲得出来ます。筆者が特におすすめなのが「moppy(モッピー)」です。モッピーを使えば、いとも簡単にagoda(アゴダ)の利用金額の5%分のポイントを獲得出来ます。実質更に5%OFFで宿泊予約が出来るという事になります。モッピーはagoda(アゴダ)の他にも日常使いしている多くのECショップでもポイントを追加獲得出来るサイトですので、とてもおすすめです。

→「moppy(モッピー)」の登録はこちら

参考記事:【モッピー】ポイ活で宿泊予約を圧倒的にお得にする方法。

【じゃらんnet】ポイントUPキャンペーンの良し悪しを見極めて本当にお得な予約をする方法

旅行の予約をする時に『ポイントがより多く貯まる』と言う事を宿選びのポイントとして挙げられる方も少なくありません。宿泊予約サイト「じゃらんnet」には利用すると獲得ポイントがUPするキャンペーンが2種類存在します。いずれも大量ポイントが獲得出来ることに変わりはありませんが、中身を良く確認すると片方のキャンペーンで獲得出来るポイントは、ほぼ使いようの無いポイントだと分かります。もちろん、獲得ポイントの詳細は予約時に明確に表記されているのですが、多くの方はそんな所は確認せず、獲得ポイント量だけで判断されるのが現実です。

この記事では、その2種類のポイントキャンペーンの見極め方をお伝えし、皆さんが「じゃらんnet」を使って本当にお得な宿泊予約が出来る方法をお教えします。

2種類のポイントアップキャンペーンの違い

じゃらんnetで開催されている2種類のポイントアップキャンペーンで獲得出来るポイントは何れも「じゃらん限定ポイント」で違いはありません。では、何が違うのでしょう?それは、獲得出来るポイントの有効期限です。キャンペーンで通常よりも多くのポイント取得出来たとしても、その使用期限が短ければ獲得したポイントを使う事が出来ません。ポイントは使ってなんぼですので、獲得自体には意味はありません。

結論を言えば、2種類の内の1つのポイントキャンペーンで獲得出来るポイントは、有効期限が15日間しかありませんので、そこをしっかり見極めなければならないのです。

参考記事:じゃらんnetの【ポイントアップキャンペーン】は要注意。大量ポイントUPに隠された2つの罠

ポイントアップキャンペーンの見分け方

先にもお伝えしましたが、獲得出来るポイントの有効期限の確認は、予約ステップにある「プラン内容」に記載されていますので、しっかり確認しましょう。うっかりすると見落としてしまいますので、それぞれ実際の画面を見ながらご説明します。

獲得ポイントの有効期間が「1年間」のキャンペーン

※上記画像は「10%」となっていますが、キャンペーンにはその他「4%」「6%」「8%」が存在しています。

プラン内容に上記のように表示されているキャンペーンは、獲得ポイントの有効期限が1年のキャンペーンです。画像を見ると「有効期限」が表示されていないことが分かります。これは、じゃらんnetで獲得出来るポイントの有効期限は「ポイント加算月を含めた12ヶ月目の月末まで」と事前に定められていますので、あえて表示する必要が無いと理解してください。つまり、キャンペーン内容に有効期限が記載されていなければ獲得ポイントの有効期限は1年なのです。

獲得ポイントの有効期間が「15日間」のキャンペーン

プラン内容に上記画像のような内容があれば、それは獲得ポイントの有効期限が15日のキャンペーンです。赤枠で囲んだ部分にしっかりと表記されています。しかし、多くの皆さんが冒頭に記載された「10~15%キャンペーン」に目を奪われてしまい、内容まで確認されていないなのが現実です。15日頃にポイントが加算されて、その月の月末までにそのポイントを使って次の宿泊予約が出来なければ、せっかく獲得したポイントが失効してしまうのです。

スマホ画面だとプラン画面での案内は文字だけとなっていますが、PCの場合は下の画像のようなデザインの画像も表示されますので、この画像を見たら15日間の有効期限のキャンペーンだと直感的に判断することも可能です。また、キャンペーンに参加しているホテル旅館を一気に確認出来る特集ページのバナーも同じデザインになっています。

2つのポイントアップキャンペーンに同時に参加している場合はどうなるのか

お宿によっては、2つのポイントアップキャンペーンに同時に参加している場合もありますが、その場合の獲得ポイントはどうなるのでしょうか?2つのキャンペーンに参加している場合は、プラン説明の中に2つのキャンペーン内容がそのまま併記されます。注目していただきたい部分を太い赤枠で囲んでみました。

お読みいただいた通りなのですが、2つのポイントアップキャンペーンに参加されている場合、ダブルでポイントを獲得する事は出来ません。しかも、獲得ポイントの有効期限が15日間のキャンペーンが優先される仕組みなのです。つまり、重複してキャンペーンが表記されている時点で、通常の有効期限1年間のポイントが獲得出来るキャンペーンは適用されないと言うことになります。ここも非常に大きなポイントです。

まとめ

  • じゃらんnetのポイントアップキャンペーンは2種類あり、片方は獲得ポイントの有効期限が15日間と極端に短い
  • 獲得ポイントの内容は予約時に表示されているが、素通りしてしまいがち
  • 2つのキャンペーンに同時に参加している場合は、獲得ポイントの有効期限が15日間のキャンペーンが優先されてしまう

普段あまり気にして見ていない部分ですが、ポイントの有効期限はとても大事です。ポイントは獲得して持っているだけでは何の役にも立ちません。獲得してから15日以内に次の旅行の予約が出来ればいいだけなのですが、そんなに高頻度で旅行に出かけられる方も多くはないはずです。キャンペーンのタイトルだけに囚われず、内容もしっかりチェックして「使える=お得な」ポイントを沢山獲得してください。

「使える=お得な」ポイントを集めた特集ページもありますので、ポイ活をされている方は下記のページからお宿探しをされる事をおすすめします。(※注意:下の特集ページ内のプランの場合でも、本記事の説明通り2重キャンペーンになっている場合は、有効期限が15日間のキャンペーンが優先されます。)

「使える=お得な」ポイントを集めた特集ページ

参考記事:じゃらんnetの【ポイントアップキャンペーン】は要注意。大量ポイントUPに隠された2つの罠

日帰り温泉の情報は要注意。失敗しない日帰り温泉情報の確認方法。

温泉旅館に宿泊しなくても気軽に温泉を楽しめるとあって人気の高い「日帰り温泉」。日帰り温泉、日帰り入浴、などのキーワードで検索すると、とても多くのポータルサイトや紹介ブログが表示され、日帰り温泉の人気の高さが伺えます。しかし、その人気に呼応して膨れ上がった情報によって、逆に残念な想いをされる方々が増加しています。中にはトラブルになるケースも増えてきています。

「日帰り温泉ランキングで上位だったのに、あまり良い温泉ではなかった。」「情報を見て行ったのにやっていなかった。」そんな事が頻繁に起こっているのです。スーパー銭湯のような形態の温泉であればあまり問題はないのですが、特にトラブルが多いのが温泉旅館のケースです。そこで今回は、日帰り温泉を楽しむ為の情報チェック方法と残念な想いをしない為の対策をお伝えします。

情報の発信元と情報の鮮度が重要

結論からお話しさせていただくと、日帰り温泉を取り扱っている個人が運営するブログの情報は当てにしない方が良いでしょう。すべてではありませんが、見極めが難しい為、すべて当てにしないと決めてしまった方が結果的に温泉選びの時間も短縮されますし、情報精度も上がりますので個人ブログはすべて当てにしない事をおすすめします。

個人ブログかどうかは、ページの3つの部分を確認するだけですぐ分かります。

  1. ページ上部に「運営会社名」や「サービス名」が記載されていない
  2. ページタイトルに「おすすめ」と「ランキング」を多用している
  3. Googleのアドセンスなどの広告が沢山表示される

確実ではありませんが、この3つの内2つを満たしているのであれば、ほぼ個人ブログです。では何故個人ブログを当てにしてはいけないのでしょう?それは、副収入が主たる目的で人気の高い「日帰り温泉」「おすすめ」「ランキング」といったキーワードをページに盛り込み表示数を増やしているだけだからです。ですので、実際の記事の内容は、大手サイトの類似コンテンツのコピペであったり、自身で確認も行なわず、お宿の承認も得ず、ランキングなどを掲載する事が非常に多いのです。ライターを雇って各地の情報だけを集め適当にランク付けし掲載しているケースも少なくありません。

そこで一番の問題は、一過性の収益を目的としている為、ページの更新が行なわれていない可能性が極めて高いことです。つまり、情報が古く、現実に即していないのです。ですので、その情報を当てにして訪れた温泉旅館で「日帰り温泉はやっていません」と言われてしまったりするトラブルが多発しているのです。また、温泉旅館は宿泊をメイン商品にしている場合が多く、日帰り温泉の受入を宿泊の予約状況により頻繁に変えていますので、そこもトラブルが発生し易い要因の1つなのです。

精度の高い日帰り温泉情報の確認方法

では、日帰り温泉の情報はどこから得て、どのように見極めれば良いのでしょう。この問題のクリアする為に筆者は、情報の収集と確認を2つに分ける、2ステップ法をおすすめします。

名の通ったポータルサイトで情報収集

まずは、誰もが知っているようなメジャーなポータルサイトで広く情報を確認し当たりをつけましょう。具体的には「じゃらんnet」や「楽天トラベル」、「 BIGLOBE 旅行」「@nifty温泉」なども良いでしょう。

ただ、ここで重要なのは「多くの情報の中から当たりをつける」だけで、内容確認は別だと言うことを意識してください。信頼性の高いサイト=多くの情報が集まっている場所、というイメージでOKです。その中から地域を絞って日帰り温泉を行なっているであろう温泉旅館の候補を見つけましょう。そして、自分の好みの温泉を3つほど絞り込みます。実はこの「行なっているであろう」が重要で、ポータルサイトに掲載されている情報でさえ、実は当てにならないのです。それは、先もお伝えした通り温泉旅館は宿泊がメインですので、日帰り温泉の受入情報は頻繁に変更しており、大手のポータルサイトでさえその個々の旅館の情報をタイムリーに変更することなど不可能なのです。

お宿に直接電話で確認

お宿の情報で一番鮮度が高い情報を確認出来る方法は電話です。旅館は他業界と比較しインターネットでの情報発信に疎い業界であったりしますので、公式ホームページでさえ情報を更新していないケースも少なくありません。ですので、必ず電話で確認してください。「いついつ日帰り温泉に行きたいのですが、大丈夫でしょうか?」それだけでOKです。そこで確認をしてOKであれば、晴れて日帰り温泉の予約をしましょう。温泉旅館の場合は、食事付きのプランと入浴のみの場合がありますので、そこも事前にチェックし予約をしましょう。

ここで大切なことが1つあります。それは、自分が検索して見つけた情報で日帰り温泉をやっていると書かれていたけれど、現在はやっていなかったとしても決して怒ったりクレームを言ってはいけません。それは、先通り多くの情報が旅館の意図とは無関係に公開された情報であり、しかも更新をされないままになった古い情報だからです。その為に電話で確認をしているのですから、クレームを言うのは筋が違いますし、お宿から「この方は情報リテラシーの低い方だな」と思われ、逆に恥ずかしい思いをしてしまいます。

>関連記事:【賢い宿選び】ホテル旅館の「オフィシャルサイト」があてにならない3つの理由

まとめ

日帰り温泉の情報はとても多くありますが、信憑性の高い情報は極めてわずかなのです。信頼の出来るサイトで情報を収集し当たりを付け、お宿に直接電話で確認をすることが残念な思いをしないで済む確実な方法です。少し手間はかかりますが、後々トラブルになったり残念な思いをするより良いですので、皆さんも是非行なってみてください。

また、例え以前同様の内容で日帰り温泉を利用したとしても、今回利用する際には変わってしまいっている可能性も少なくありませんので都度確認されることをおすすめします。

良い宿を選ぶ為の「ホテル・旅館ランキング」の正しい読み方

ホテルや旅館を選ぶ時に多くの皆さんが「ランキング」を参考にされると思います。現在は、インターネットや雑誌などでも様々なランキングが掲載されていて、一体どれを参考にしたら良いのか迷ってしまう程です。しかも、掲載されたランキングを見て宿泊予約をしたのに、あまり良い宿だと感じなかったと言う方も大変多く、筆者もその理由を聞かれることがとても多いです。

そこで今回は、満足度が高く良い宿を選ぶ為に、お宿ランキングの仕組みと、正しい読み方をお伝えします。

「ホテル・旅館ランキング」を参考にする前の大前提

各種ランキングは、沢山ある宿泊施設の中から高い評価を得ているホテル・旅館を絞り込んで確認する事が出来るので、非常に便利です。しかし、良いお宿に出会う為には、ランキング以上に大切な部分があります。

それは、そのお宿が「自分の好みや旅行の目的に合った宿」であるかどうかです。この大前提を踏まえた上でランキングを確認する事がとても大切です。ランキングは自分と宿泊施設以外の第3者の評価ですので、そこが宿を決定する1番の理由になってしまうと、当然高い満足度を得ることは出来難くなってしまいます。「誰かにとって良い物が、自分にとっても良い物。」などと言うことは絶対にありえないです。

つまり、ランキングを参考してお宿選びをする場合、「自分の好みや旅行の目的 >ランキング」である事が重要なポイントになるのです。

>参考記事:【基本編】食事は?温泉は?客室は?賢いお宿(旅館・ホテル)の選び方。失敗しない為の3つのステップ。

ランキングの根拠を確認する

これはお宿選びに限った事ではありませんが、インターネット上には誤った情報が溢れています。悪意がある物もあれば、単純に間違っている物もあります。また最近は、情報自体が古くなってしまい現状とは異なっているケースも少なくありません。このような現状を踏まえて、下記2点を事前に確認することを強くおすすめします。

サイト管理者は「誰」なのか

まず誰が付けたランキングなのかを確認しましょう。信頼性の高い情報なのかどうか確認する為には、これが一番重要になってきます。簡単に言えば、匿名でプロフィールも曖昧な一個人のブログに掲載されたランキングよりも、誰もが知っている宿泊予約サイトが公表しているランキングの方が信頼度が高いと言うことです。「ページタイトル」や「ヘッダー」又は「フッター」に必ず記載がありますので、ランキングページに入ったら一番最初に確認することをおすすめします。

もしこれがすぐに確認出来ないようなページであれば、そのページのランキングは参考にならないと思って間違いありません。

「いつ」「どのように」集計をしたのか

ここも非常に需要なポイントですので、必ずチェックしましょう。「いつ」と言うのは「情報の鮮度」であり、「どのように」は根拠・信頼性です。古い情報は当てにならないですし、集計方法の記載がなければ本当に集計したのかさえ怪しいです。ランキングや集計は精度が命ですので、これを記載せずランキングを公開しているサイトがあったとしたら参考に値しないページだと断定出来るのです。

代表的な宿ランキングと解説

実際のランキングページをいくつか見てみましょう。

楽天トラベル「ホテル・旅館ランキング」

宿泊予約サイト最大手「楽天トラベル」が公表しているランキングです。「人気順」と「売れ筋順」の2種類のランキングがあり、人気順は実際に利用された方達の口コミ評価のランキングです。売れ筋順は、その名の通り売上が多い順のランキングですので、リアルな人気ランキングとなっています。

また、1ヶ月毎の集計にランキングが更新されますので、情報鮮度が高く、精度が高いのも嬉しいポイントです。信憑性や精度も高い非常におすすめのランキングです。

>【楽天トラベル】「ホテル・旅館ランキング」はこちら

楽天トラベル「マイトリップ」

こちらもパッと見で誰が公開しているランキングなのかが明確に分かります。しかも、どの期間を対象としたランキングなのかもすぐに確認出来ます。また、ページの下部にはどのように集計をしたのかも記されており、とても信憑性が高いランキングであると分かります。

また、集計期間や地域を絞ったランキングの他にも「貸切露天風呂が人気の宿ランキング」や「クリスマスに人気のホテル」、「看板犬ランキング」など様々な切り口でのランキングが掲載されており見ているだけでも楽しいサイトです。また「切り口=目的」ですので、宿選びにとって一番大切なポイントを踏まえたランキングなのも見逃せないポイントです。

しかも、何れのランキングも最大手の宿泊予約サイト「楽天トラベル」からの予約や口コミ評価を基準にしている為、精度の高いランキングだと言えます。

>【楽天トラベル】マイトリップはこちら

じゃらんnet「ユーザーが選んだ!クチコミ・売れ筋宿ランキング」

こちらも誰がどのように集計し公表しているのかが一目瞭然です。

じゃらんnetも国内最大手の宿泊予約サイトですので、その信頼性は抜群です。また利用者の口コミ評価のランキングだけではなく、楽天トラベル同様「売れた宿」と言う切り口は非常にリアルですし、客室数毎にランク付けされている為、公平性も高いランキングだと言えます。

じゃらんnet「ユーザーが選んだ!クチコミ・売れ筋宿ランキング」はこちら

プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選

観光業の業界紙「旅行新聞」が主催している伝統のあるランキングですが、時代遅れの感は否めません。旅行新聞に広告掲載している大型旅館がランキング上位に名を連ね、「お宿選びはお客様自身がする行為」であると言う立ち居地ではなく、「プロ」と称する業界人が選んだランキングですので、個人で旅行をする際の宿選びの参考としてはおすすめ出来ません。

逆に、団体旅行でのお宿選びには最適ですので参考にされると良いでしょう。また、こちらのランキングにも掲載され、楽天トラベルやじゃらんnetのランキングにも名前が掲載されているお宿であれば、違った角度で見ても良いサービスを行い安定した満足度を提供している証拠だと言えるでしょう。

人気温泉旅館ホテル250選

こちらは業界紙「観光経済新聞」が公表しているランキングです。「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」と同様に旅行会社の社員など業界関係者が選んでいる為、一般のお客様目線では無いランキングと言えます。

まとめ(見極め)

お宿のランキングを正しく読み、自分の旅行の参考にするのであれば、自分と同じ立場の人達の評価が反映されたランキングを参考にした方が、有益な情報となり結果が良くなるのは当然です。

また、情報の精度は確率論から言っても集計される分母の大さきに影響されます。ですので、より多くの情報、ビッグデータに基づいたランキングを参考にするのが良いと言えます。この2つを満たしたランキングとして、筆者は先にも紹介した「楽天トラベル」と「じゃらんnet」のランキングをおすすめします。実際に利用されたお客様のでデータの集計結果であり、分母の数も他の予約サイトの比ではありません。

国内旅行のお宿選びでランキングを参考にするのであれば、まずは「自分の好みと目的」を明確にして、この2つのランキングを確認すれば間違いありません。

>参考記事:【失敗しない宿選び】国内予約は「楽天トラベル」と「じゃらんnet」だけチェックすればOK。

>【楽天トラベル】マイトリップはこちら

やらせレビューの見分け方【ホテル旅館編】

日本では「口コミ」と呼ばれることも多いですが、 消費者が商品やサービスへの感想を投稿する「レビュー」。楽天市場やAmazon(アマゾン)に代表されるようなネット通販はもちろん、飲食店や美容室などの実店舗、近年では病院にもレビューがある時代です。それだけ多くの消費者が商品やサービスの購入に第3者の意見を参考にしているという事になりますが、それは商品の提供側から見ると、レビューや口コミによって収益が変わってくることを意味しており、販売数を伸ばす為にお金を支払い、良いレビューを書いてもらう「やらせレビュー」が増加し、NHKのクローズアップ現代でも取り上げられる程の社会問題となっています。

このような嘘の口コミ・やらせレビューは宿泊業界でも同じように発生しており、それを信じて宿泊し残念な思いをされる方が年々増加していると言われています。年に1度の家族や友人との温泉旅行、宿泊料金だって決して安くありません。その為に、じっくり時間をかけて口コミを読み比べて選んだ旅館。それがやらせレビューで、実際は全く違うサービスだったとしたら、、、今回は、そんな方が少しでも少なくなっていただけるよう温泉旅館を経営する中の人間として、やらせレビューやインチキを見極める為のポイントをお伝えします。

参考記事:【失敗しない宿選び】★の数だけで選ぶと失敗する!?口コミ・レビューの正しい読み方

参考記事:【失敗しない宿選び】たった4つのコツであなたの宿選びが劇的に変わる!

そもそもレビューとは何なのかを理解する

レビューや口コミを読む前に、まずはそもそもレビューや口コミとは何なのかを正しく理解する必要があります。世の中にはさまざまな商品やサービスに対してのレビューが存在しますが、すべてに共通する大前提があります。それは「自分以外の誰かの主観的な意見」であるということです。

極端な言い方をすれば、99人の人が素晴らしいと感じた商品でも、それがあなたにとっても素晴らしい商品だという訳ではないという事です。口コミやレビューは不特定多数の主観の集まりで、自分自身の感性や好みとは異なる意見なのです。つまり、口コミは可能性の話であり絶対的なものではないという大前提の元に読む必要があるのです。もっと言えば、あなたが素晴らしい評価をされたレビューを参考にして商品を購入したが、レビューに書かれていたような満足度が無かったとしても、それがやらせレビューだと決めつけることは出来ないのです。何故なら、そのレビューを書いた方は実際にそのように感じていたかも知れないからです。

悪質なレビューは確かに存在します。しかし、それを見分ける大前提としてレビューは 「自分以外の誰かの主観的な意見である」という事をしっかり理解しておくことが何よりも大切なのです。

誰が書いたか分かるレビューを見る

ホテル旅館のレビューには大きく分けて、宿泊しないと投稿する事が出来ないレビューと、宿泊しなくても書けるレビューが存在します。前者は「楽天トラベル」や「じゃらんnet」などの宿泊予約サイトの口コミです。私達宿側も投稿した方が、いつ宿泊された誰なのかを特定出来ます。後者は「トリップアドバイザー」に代表される口コミサイトとなり、こちらは実際に宿泊していなくても投稿する事が可能です。つまり、アカウントさえ持っていれば誰でも自由に書き込みが出来る仕組みなのです。

サイトの優劣や評価をするつもりは全くありませんが、トリップアドバイザーのように誰でも簡単にレビューが出来るシステムの方が、やらせレビューを書き易いのは事実です。また、自分が誰かを相手が特定出来る状態でなければ、偏った内容になってしまいがちですし、無責任な投稿である可能性も高まります。つまり 「楽天トラベル」や「じゃらんnet」などの宿泊予約サイト内のレビュー方が信頼度の高く、やらせレビューである可能性が低いと言えるのです。

参考記事:【失敗しない宿選び】国内予約は「楽天トラベル」と「じゃらんnet」だけチェックすればOK。

レビューの文字数を見る

やらせレビューは、「高い点数」と「これはいいね!」と言う内容が消費者に伝わればそれで目的は完了しますので、レビュー自体の文字数は少なくなる傾向にあります。やらせレビューライターの方も同じ報酬をもらうのであれば、文章は出来るだけ短く簡単に済ませたいと考えるはずですので、文字数は短くなると考えられます。一方、ホテル旅館に寄せられる本当の口コミは、実体験に基づいたものですので、その感動や思いを短い文章で綴ることはなかなか難しいものです。これは、良い内容であっても、悪い内容であっても同じで、思いの籠った文章はそんなに短く書けるものではありませんし、そもそも嘘の投稿をして稼ごうというような、周りの皆さんの不利益を考えない行動をするような人に思いの籠った長い文章など書けるはずがないのです。

本当のレビューであっても文章が短い場合がありますが、これは各宿泊予約サイトが行っている口コミキャンペーンに合わせて投稿をしているケースが考えられます。この時期にレビューを書いたら何ポイントプレゼントのようなイベントです。これは少し見分けがつきにくいですが、キャンペーンとして期間が限定されていますのでそこを意識してみると良いでしょう。具体的には、そのホテル旅館全体の口コミ投稿ペースを確認し、一定期間に集中して短い投稿がある場合は、本当のレビューですがポイント目当ての可能性が高いと判断することが出来るのです。

レビューの投稿タイミングを見る

これが一番分かりやすい見分け方かも知れません。ホテル旅館がどんな時に「やらせレビュー」を書いて欲しいと思うか考えれば、すぐに見分ける事が可能です。

答えは簡単です。それは「低いレビューが投稿された直後」です。レビューは通常新着順に表示されますので、低いレビューが投稿されると次のレビューが投稿されるまでの間、誰もが必ず見る1番上にそのレビューが表示され続けるのです。筆者も経験がありますが、低い口コミ評価のレビューが連続して投稿されると予約が急に入らなくなってしまいます。宿側からしてみたら、1日でも1分でも早く次の投稿が入って欲しいと切実に思います。そんな時、どんな行動をするのかで、そのお宿の姿勢が分かるわけですが、残念ながらこのようなタイミングでやらせレビューが書かれる事が多いのです。

つまり、連続した低評価のレビューの直後に、そのお宿の今までの平均評価を上回る高評価のレビューが複数入っていた場合は要注意です。今まで週に一個程度の投稿ペースにも関わらず、突然2~3日の間に良い投稿が立て続けにあった場合、筆者は「あー、やっちゃってるなぁ」と感じます。

まとめ

  • レビューとは何なのかを理解する
  • 誰が書いたか分かるレビューを見る
  • レビューの文字数を見る
  • レビューの投稿タイミングを見る

ホテル旅館の場合、最初の大前提を理解し、この3点をおさえておくだけで、やらせレビューに騙される可能性を激減させることが出来るはずです。最近はほとんどありませんが、以前は「良い投稿を書きます。」という営業メールが頻繁に送られてきた時期もありました。ただそれは、何れもwebサービスの会社からの営業メールでしたので、コンプライアンスの問題でそのサービスを廃止したと考えられます。しかし、現在は会社などの組織ではなく、様々なプラットフォームを媒体として店舗と個人が繋がり、このようなレビューが大量に投稿されるようになっており、闇は深まっているように感じます。中には、知人に依頼をして(共謀して)良いレビューを書いてもらったりなど手口は日々巧妙化しています。

これからは今以上に情報リテラシーの高さが求められる時代です。各専門家のハウトゥーなどを参考にしながら、自らのリテラシーを高めていく努力が何よりも大切になってくるでしょう。また、例え自身が騙されたと感じるような口コミがあったとしたなら、それを非難したり、自らを悲観するのではなく、その経験を自らの鑑識眼の糧として次からそうならないようリテラシーの向上に努めて行かなければ、騙し騙されのいたちごっこからは抜け出すことは出来ないのではないでしょうか。

参考記事:【失敗しない宿選び】たった4つのコツであなたの宿選びが劇的に変わる!

参考記事:【失敗しない宿選び】★の数だけで選ぶと失敗する!?口コミ・レビューの正しい読み方

【失敗しない宿選び】たった4つのコツであなたの宿選びが劇的に変わる!

旅行で失敗しない宿選びをする為には多くのコツが存在します。今回はあなたに合ったお宿に巡り合う為の重要なポイントを4つに絞ってお教えします。宿選びはコツさえ掴めば、必ず満足の行くお宿を選ぶ事が出来るようになりますので、1つずつその理由も含めて解説させていただきます。

コツ1:口コミを正しく読む

口コミはお宿選びをする中でとても重要なポイントであり、すでに皆さんも確認されている部分だと思います。宿泊予約サイトに投稿された口コミ内容は、ホテル旅館もサイト運営側も関わることが不可能ですので、実際の利用者の生の声をそのまま見る事が出来、宿選びには絶対欠かせないポイントです。しかし、口コミは「面識も無い、一個人の意見」と言う側面も持ち合わせていますので、読み方が重要になってきます。そこで、どんな部分に注意して読めば良いか解説していきます。

  1. 世代は合っているか
  2. 投稿日をチェック
  3. 似非評論家の意見は除外
  4. 低評価にこそ重要な意見がある

世代は合っているか

旅行にどんな目的を持っているのかは千差万別です。ですが、大きな価値観の方向性は「世代」で判断出来ます。高齢者の方が良いと感じるモノと若者が良いと感じるモノは違って当然です。多くの口コミサイトでは、20代、50代など投稿者の世代を判断出来る項目がありますので、ご自身と近い年代の意見を参考にされると良いです。

投稿日をチェック

古い投稿は信憑性に欠けます。お宿はリニューアルをしたり、日々サービス内容を改めたりしています。また支配人や料理長が変わったなど、サービス内容を根底から変える人事も当然あります。ですので、古い投稿はそのホテル旅館の今の現状を表していない可能性が高まります。予約サイトの口コミには投稿日の記載もありますので、必ずチェックしましょう。

似非評論家の意見は除外

クチコミを読んでいると、評論家が書いたのかな?と思うような投稿を見かけることがあります。そのような投稿は、自身のエゴの主張やマウンティングをしたいだけのケースがほとんどで、全く根拠の無い偏った意見である場合が多いです。その為、あなたの宿選びの参考にはならない「スパム」として理解して間違いありませんので読み飛ばしてください。

低評価にこそ重要な意見がある

星の数などで低評価をされているクチコミこそしっかり読みましょう。低評価になってしまった理由として「好みの違い」が多くあります。同じサービス内容でも、Aさんには最高、Bさんには最悪のおもてなしである事も良くあります。低評価の口コミには、その内容が細かく書かれていることが多いです。例えその口コミが低評価だったとしても、しっかり読み込む事で逆にあなたの好みに合ったお宿であると分かる場合があるのです。

参考記事:【失敗しない宿選び】★の数だけで選ぶと失敗する!?口コミ・レビューの正しい読み方

コツ2:「広告」なのか「おすすめ」なのかを見極める

温泉旅館支配人の筆者がおすすめする宿泊予約サイトは「楽天トラベル」と「じゃらんnet」ですが、いずれのサイトも価格や地域などに寄って表示の順番を並び替える機能がついています。このソート機能は非常に便利で、特に「おすすめ順」と言う項目は非常に重宝します。それは、単純に口コミの評価だけでなく、直近の1か月間の利用者数などをサイト側が総合的に検索し、おすすめ順に並べてくれるからです。しかも、今後AIが進歩していくことで更にパーソナライズされたおすすめを提示してくれることになるでしょう。

その「おすすめ順」を見ていく中で重要なポイントが1つあります。それは、正規のおすすめ順の最上位に「広告」が混じっていると言うことです。実際の画面を見てみましょう。

楽天トラベルで「おすすめ順」にソートした画面
上部に【注目!】と表示されています。
じゃらんnetで「おすすめ順」にソートした画面
上部に【注目プランのある宿】と表示されています。

このような表示されているモノはすべて広告で、広告が実際のおすすめ順の上に表示される仕組みになっているのです。これはリスティング広告と言われるもので、見慣れてくると広告だと分かりますが、使い慣れていない方にはサイトがおすすめしている宿のように映ります。もちろん、広告で表示されるホテル旅館が悪いと言う分けでは全くありませんが、勘違いをしてしまい易いので宿選びの際は注意が必要になります。(リスティング広告以外にも、宿泊予約サイト内にはさまざまな情報が広告として表示されています。)

参考記事:【失敗しない宿選び】国内予約は「楽天トラベル」と「じゃらんnet」だけチェックすればOK。

コツ3:曖昧(あいまい)な表現は読み飛ばす

webページの多くは文章と画像(近年は動画)で構成されており、お宿も同様に自館の内容をテキストと画像で表現しています。その中でこんな表現を見たことは無いでしょうか?

  • 四季折々の旬の食材を使用して…
  • 料理長が厳選した…
  • 広々とゆったりした…
  • 野趣溢れる開放的な…

このような表現は温泉旅館などのページに散見される表現ですが、イメージは何となく分かるのですが、抽象度が高く非常に実態が掴みにくい表現です。また、料理に使う食材は料理長が厳選するべきですし、冷凍保存が出来ない食材以外は旬でない食材を仕入れる事の方が難しく、原価もかかってしまう為、ほぼすべての宿が行っていることなのです。ですので、このような表現は「当たり前」と認識し、お宿選びの基準から外すのが良いです。

逆に下記のように「これでもか」と言うくらい具体的な表現こそ、しっかり読み込んでください。そこを読み込むことで、あなたの求めているサービスなのか、そうでは無いのかが明確に見えてくるのです。下記の旅館の場合は、伝統野菜に興味のない方にとっては必要の無い価値だと明確に分かります。

「伝統野菜」というと京都や金沢を連想されるかもしれませんが、新潟にもたくさんの伝統野菜があります。「かぐら南蛮」「長岡丸茄子」「魚沼きんちゃく茄子」「大崎菜」「黒崎茶豆」……、数え切れないほどの種類があります。とくにナスの種類は20以上といわれ、夏から秋の新潟はナス天国! しかし新潟の伝統野菜は、京都や金沢のように飲食店で使われることがないので生産量はごくわずか。流通市場もないので多くの品種を安定的に入手するのはかなり困難です。「早苗饗 −SANABURI−」では、「そんな新潟の伝統野菜に少しでも光があたれば」という想いから、県内各地の生産者から野菜を直送してもらい(または取りに行って)料理に使っています。生産量が限られているため常にご提供できるものではありませんが、料理に伝統野菜が入っていたらじっくりと味わっていただければ幸いです。

引用元:食材について | 里山十帖 created by 自遊人

コツ4:写真や画像は大事だけれど、、、

現在は、綺麗な写真や画像を見て文章を読むかどうかを決めると言う方も少なくありません。筆者も同じです。しかし、「掲載画像と全然違った!」「だまされた!」と言う指摘やクレームが後を絶たないのも現実です。

ホテル旅館側としたら、写真の良し悪しは売上に直結しますので「少しでも良く見せたい。」と言う気持ちになるのは当然です。そこで多くのお宿は、さまざまな技術を駆使してクレームにならない範囲で写真を「盛って」掲載しています。この盛り過ぎがクレームの1つの原因です。また、同じ理由でお宿は、一番良い時の写真をずっと使っています。リニューアルや改装をした直後に写真を撮って、20年間その写真を使っているなんて事も普通にあります。その時生まれた赤ちゃんが成人してしまう年月です。当然現在の姿とはかけ離れていて当然です。では、どのうように見分けたら良いのでしょうか。

  • 直近の口コミ20件(または1年間分)をチェックする
  • 動画は信ぴょう性が高い
  • 改装やリニューアル年をチェックする
  • アーカイブで過去のwebページを確認する

先にもご説明しましたが口コミは多く皆さんの主観の集まりです。ですので、直近の星の数が4点以上で安定しているのであれば、ある程度画像の信ぴょう性が高いと判断出来ます。現実とかけ離れた画像を使っていればあっと言う間に口コミは下がってしまいますので、範囲を広げて口コミを見てみると良いでしょう。また動画の加工にはかなりの技術や労力が必要ですので、動画は加工処理がされていない場合が多いです。と言うことは、動画を掲載しているお宿はそれだけ写真などと現実に差が無いと言う自信があると考えられます。

改装やリニューアルの年月も大事です。お宿は必ずそのタイミングで写真を撮り直しますので、その年月を確認する事で写真の鮮度を確認出来ます。最近リニューアルをしていれば、ページ上に必ず記載がありますし、もし無いのなら問い合わせて聞いてみても良いです。また、「Wayback Machine(ウェイバック マシン)」のように過去のページの状態を見ることが出来るWebサービスもあります。該当ホテル旅館のホームページのURLを貼り付けると指定した過去の日付時点でのページを見ることが出来る面白いサービスです。「あ!この画像10年前から使っているな!」なんて事が分かってしまいますが、かなりディープな方法ですので、先の3つのポイントだけで十分かと思います。

まとめ

今回は宿選びのポイントを4つに絞って、どんな風に見るのが良いかコツをお伝えしましたが、このポイントさえ押さえておけば、お客様をだまそうと言う悪質な意図がなければ宿選びで失敗することは無いでしょう。何より一番大事なのは、あなたとお宿のミスマッチをなくす事です。今回のコツを押さえて、あなたに合ったお宿選びをしてみてください。

最も安く飛行機に乗れる【ダイナミックパッケージ】安い理由とお得な利用方法を解説

航空券とホテル旅館の宿泊予約を同時に行なうことが出来る「ダイナミックパッケージ」が人気です。OTAの楽天トラベルは、2019年のダイナミックパッケージの年間利用者数が1千万人を越えると公表しており、その他、じゃらんnetや航空会社が独自に販売している件数も合わせると、かなり多くの方に利用されている事が分かります。

ダイナミックパッケージの魅力は、今まで旅行会社が作っていた長期滞在や周遊型のツアーには無い「旅の自由度」の高さと、その圧倒的な「安さ」にあります。また現在は、日付や利用人数、地域などの条件を入力するだけで、数多いフライトやホテル旅館の中から利用可能な選択肢が表示され、その中から人気順や価格順にソートを行いながら、自分の条件に合った旅の工程を驚くほど簡単に予約する事が可能になっています。しかも、トランジット(航空機の乗り換え)の自動検索や、現地でのレンタカーの予約も同時に出来てしまいます。

ただ「安すぎるのは何だか怖い。」「サービス内容が悪いんじゃないの?」と感じられている方も少なくないそうです。そこで今回は、ダイナミックパッケージの安さの理由とおすすめの利用方法をお伝えします。

その安さの理由を徹底解説

ダイナミックパッケージの安さの理由は、大きく分けて下記の3つありますので順番にご説明します。

航空券の種類が違うから安い

航空券にはさまざまな種類がありますが、ダイナミックパッケージの安さの理由を説明する為に知っていただきたい種類は「PEX運賃航空券」と「IT運賃航空券」の2種類です。前者はいわゆる航空会社の正規料金で、後者はツアー用(旅行社用)に特別に安くした航空券です。ダイナミックパッケージは、後者の「IT運賃航空券」を楽天トラベルやじゃらんnetが予約システムに組み込んで、個々の条件に合わせてばら売り出来るようにしているのです。以前は「団体包括旅行運賃」として、その名の通り団体用に設定された安価な料金体系でしたが、旅行の個人化に伴い、1994(平成6)年からは1名からでも適応出来るようにルールが変更されました。

以上のように、ダイナミックパッケージはツアー専用の団体料金を個人に適応出来る仕組みを使って料金を下げているのです。決してサービスレベルなどを落としている訳ではないのです。

キャンセル率が低いから安い

2つ目は、予約キャンセルにまつわる理由です。航空券もホテル旅館も予約商売ですのでキャンセルが付き物です。ですので、一般的には航空会社も宿泊施設も収益を安定させる為、自社のキャンセル率を予め把握し、それを見越した料金設定(キャンセル料含む)を行なっています。特に航空会社はその傾向が強いです。

しかし、ダイナミックパッケージのように航空券と宿、そしてレンタカーなど、複数のサービスを一括で予約したケースの場合は、実はキャンセル率が低くなる傾向があります。今回の主題ではありませんのでその理由は割愛しますが、何れにしてもパッケージ予約はキャンセル率が低いのです。キャンセルリスクが少ない分、料金を安く抑えられる。これが2つ目の理由です。

「空&宿」の販売戦略の相乗効果で安い

ここから説明させていただく内容が、ダイナミックパッケージが安価である最大の理由であり、ダイナミックパッケージの肝ですので、しっかり読んで理解していただければと思います。

航空会社とホテル旅館は両者とも、その営業形態上、同一の3つの大きな問題を抱えています。ダイナミックパッケージは、その両者共通の問題点を補い合いながら、メリットを出して行ける仕組みになっているのです。その副産物として、利用者には信じ難いような安価な利用料金が提供されるのです。ダイナミックパッケージは、航空会社、宿泊施設、そして利用者にもメリットのある三方良しの仕組みなのです。

繁閑の波が大きい

両者共に、月・曜日・時間帯など、需要に大きな波が存在します。売上が不安定なのにも関わらず、機体や建屋の維持管理費、人件費などの固定費は待った無しです。その為、それぞれ様々な戦略を行い需要喚起を行っていますが、この繁閑の波を完全に無くす事は至難の業であり、航空会社・宿泊施設にとって繁閑の波の大きさは永遠の課題なのです。需要期に合わせて在庫数を増やせない

需要期に合わせて在庫数を増やせない

繁閑の波とセットの大問題があります。それは、需要期に合わせて在庫を増やすことがで出来ないのです。「年末年始はお客様が増えるから、10機購入しよう。」「5月の連休は忙しいから、部屋を20室増やそう。」そんな事は出来ないのです。1年の中のピークの数日に合わせて機体や部屋を増やしてしまったら、維持費が膨れ上がり、借入の返済が出来ず、あっという間に会社は潰れてしまいます。製造業のように、ピークに合わせて暇な時期に在庫を増産しておく。小売店のように需要期に合わせて在庫を大量に仕入れる。そのように、需要のピーク時に売上を突き上げる事が出来ない営業形態なのです。

むやみに値引きを行いたくない

安易な値引きはブランド価値を下げてしまいますので、賢明な戦略ではありません。「あそこは、いつもあの程度の料金だな。」お客様からそのようなイメージを持たれてしまったら、需要期に高く販売しようとしても「忙しい時期だから、お客の足元を見ているな。」と信頼を欠いてしまいます。その結果、需要期の売上も落としてしまい、当然閑散期でも購入していただけないと言う自体を招きかねません。航空会社もホテル旅館も暇だからと言って、ブランド価値を下げてしまうような安易な値引戦略は出来ないのです。

この3つの問題点へのソリューションがダイナミックパッケージ

上記の1.2.の問題解決の為に、レベニューマネジメントと言う販売管理方法があります。簡単に言えば、需要と販売タイミングに合わせて価格をコントロールする販売手法です。しかし、この方法に基づいて値下げを行なった場合でも、3.のブランド価値の低下には繋がってしまいます。しかし、ダイナミックパッケージで、複数のサービスがセットになった場合は、どのサービスがいくらなのかお客様には全く分かりにくいのです。つまり、ブランド価値を下げる事無く値引戦略を行なえるのです。その為、航空会社も宿泊施設も需要の波に合わせて、思い切った価格設定が出来るのです。これは値引きだけではなく、値上げでも同じ事です。

ダイナミックパッケージとは、航空会社のさまざまな路線の運行状況と、無数のホテル旅館の客室と宿泊プランの掛け合わせがインターネット上で同時多発的に行なわれていると言う事なのです。従って、それぞれ単独の購入では絶対にあり得ない価格帯が、サービス低下も提供側のリスクも少なく実現出来ているのです。

おすすめのダイナミックパッケージはコレだ

温泉旅館支配人の筆者がおすすめするダイナミックパッケージは、楽天トラベルが販売している「ANA楽パック」と「JAL楽パック」です。価格もさることながら、楽天ポイントが貯まる(もちろん使用も可)ことも大きな魅力です。安いとは言え、旅行はそれなりに額になりますので、その機会にはしっかりポイントを貯めたいところです。しかも、楽天トラベルでは管理画面でパッケージプランの料金設定を行なう際に「正規料金の20%OFFが売れ筋です。」と、さりげなく20%OFFの推奨メッセージが表示されますので、お宿側での割引きに少なからず影響があるのも事実です。初めての方用のHow toページが充実しているのも見逃せません。

次は、じゃらんのダイナミックパッケージですが、業界人の筆者の見解としては、楽天トラベルの方が1.5歩リードだと思います。

>【ANA楽パック】ご予約はこちら

>【JAL楽パック】の詳細・ご予約はこちら

>【ANAじゃらんパック】の詳細・ご予約はこちら

>【JALじゃらんパック】の詳細・ご予約はこちら

本当に安いか検証したら分かった驚きの安さ

ここでは、実際に販売されている「航空券のみ」の価格と「ダイナミックパッケージ(航空券+宿)」の料金を、全く同じ便で比べてみます。

ANAの場合

東京-福岡間、往路「ANA253便」、復路「ANA272便」、共に普通席で検証します。上記の通り、飛行機運賃は57,400円でした。

では、全く同条件の航路で楽天トラベルの『ANA楽パック』を使い航空券+ホテルのセットで検索をして見たところ、、、

ホテルの宿泊付きで、19,900円です。表示画面では、GoToトラベルの割引が入っていますので東京福岡間がホテルが付いて12,935円です。割引が無くとも正規料金の半額以下、ホテル代が入っているのに37,500円も安く飛行機のチケットが変えてしまいます。(※ホテルはサイト内の当日最安ホテルを選択しました)

>【ANA楽パック】ご予約はこちら

では、次は先程のおすすめのもう一つ、じゃらんnetの『ANAじゃらんパック』で全く同条件で調べてみました。

じゃらんパックの場合は、楽天トラベルよりやや高いですが、それでも正規料金の半額以下24,300円でした。もちろん宿泊付きです。(※ホテルはサイト内の当日最安ホテルを選択しました)

>【ANAじゃらんパック】の詳細・ご予約はこちら

今回の検証では、ANAが設定している「バリュー3C」と言う搭乗日3日前までの予約で割引になると言う運賃形態でしたが、航空券単体での購入の場合、予約日が早ければ早いほど安くなります。そこで、その他の料金形態でも検証を行った結果、予約日が搭乗日の28日前までの割引運賃「ANA SUPER VALUE 28」までであれば、ほぼすべてのケースで宿付きのダイナミックパッケージの方が安価で予約出来る事が分かりました。

搭乗日45~55日前の「ANA SUPER VALUE 45(又は55)」になると、飛行機代のみの方が高くなってきますが、宿もセットで予約したい場合はまだまだダイナミックパッケージが有利です。しかし、75日前までの「ANA SUPER VALUE 75」になると航空運賃がグッと下がり宿泊が不要な場合は単独予約の方がお得になりました。

JALの場合

ANAと同様に、JALの場合も検証してみます。

東京-福岡間、往路「JAL317便」、復路「JAL332便」、共に普通席で検索するとと、飛行機運賃は57,400円でした。

それを楽天トラベルの『JAL楽パック』でホテル付で予約すると、クーポン割引前で23,100円。正規料金半額以下です。(※ホテルはサイト内の当日最安ホテルを選択しました)

>【JAL楽パック】の詳細・ご予約はこちら

じゃらんnetの『JALじゃらんパック』の場合は、34,700円でした。半額以下とはいきませんが、ホテルがプラスになって2万円以上安いです。(※ホテルはサイト内の当日最安ホテルを選択しました)

JALもANA同様に予約が搭乗日より早ければ早い程、運賃が安くなる「先得割引・スーパー先得・ウルトラ先得」と言う設定があり、今回の検証では「特便割引3-タイプC」と言う3日前までの予約で割引になる運賃で検証しましたが、ANAと同じく搭乗日の28日前の予約なら、圧倒的にダイナミックパッケージがお得です。

また、搭乗日45~55日前の予約では航空券のみなら、JALの直接が少し安くなり、75日前だと逆転するのはANAとほぼ同じ傾向でした。

>【JALじゃらんパック】の詳細・ご予約はこちら

検証まとめ

  1. 搭乗日の28日前の予約:ダイナミックパッケージの圧勝
  2. 搭乗日45日~55日前の予約:宿泊も必要ならダイナミックパッケージの勝利
  3. 搭乗日75日前の予約:宿泊不要なら航空券単体購入の勝利

75日前で宿泊が必要な場合は、宿と航空券を別々に手配するのが価格的にはベターですが、複数のサイトで予約するのは正直面倒ですし、レンタカーなどもセットで予約出来るダイナミックパッケージの利便性の方が価格の差うよりメリットが大きいと思い、筆者はどんなケースでもダイナミックパッケージで予約をしています。またビジネス利用の場合、1カ月以内に決まるスケジュールも少なくありませんので、ダイナミックパッケージ一択で良いでしょう。

また、ダイナミックパッケージを販売している旅行会社は複数ありますが、先程からおすすめしている「楽天トラベル」と「じゃらんnet」がぶっちりで良いです。一見、ANAやJALが独自で行っている方が良さそうに感じますが、宿泊施設数(選択肢)が少ない事や、ポイントの貯まり易さ使い易さ、予約のし易さなど、どこをとっても「楽天トラベル」か「じゃらんnet」が上回っています。

>参考記事:国内旅行は「楽天トラベル」と「じゃらんnet」だけチェックすればOK!その理由を徹底解説

裏技

また、裏技ですが帰省などで宿が不要の場合でもダイナミックパッケージで予約をして、ホテルに「実際は泊まりませんが、予約はそのままにしておいてください。ただ、お部屋は販売してもらって大丈夫です。」と事前に伝え、了承を得ていれば、あなたは航空券を安く買えますし、宿泊施設は宿泊を伴わずに料金がいただけ、更にその部屋を別の方に販売する事まで出来るので、皆が良い結果を得る事が出来てしまいます。ただ、事前にお宿の了承を得る事が大前提です。

繁閑の波を聞いてお得な日を狙って予約しよう!

ダイナミックパッケージの安い理由とサービス内容が何も劣らないと言う事をお分かりいただけたかと思いますが、航空会社やホテル旅館の繁閑の波と販売価格に非常に強い因果関係がある事もご理解いただけたと思います。つまり、いかに「両者共に暇な時期」を把握出来るのかがお得予約の重要なポイントになります。しかし、それぞれの地域や営業形態によって状況が異なりますので、繁閑の波を掴むことは意外と難しいのです。しかし、簡単な方法が1つだけあります。

それは、気になる方面に航路を持っている航空会社や、お目当てのお宿に直接電話をして「そちらを利用したいと考えているのですが、どの時期が空いていますか?」と率直に聞くことです。極めてアナログな方法ですし、電話でそんな事を聞くのは恥ずかしいし、相手に嫌がられないかと心配する方もいらっしゃるかと思います。でも、大丈夫です。皆さんは利用を検討しているのです、必ず親切に教えていただけるので安心してください。お宿と航空会社、いずれかが暇だというだけで料金はグッと変わってきます。両者共に暇な時期であれば大大大チャンスです。

「安くて品質も変わらない。」国内旅行の形を変えるダイナミックパッケージ。皆さんも是非利用してみてください。

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【賢い宿選び】ホテル旅館の「オフィシャルサイト」があてにならない3つの理由

ホテルや旅館の選び方を紹介しているブログなどで、必ずと言って良いほどオススメされているのが、そのお宿の「オフィシャルサイト」「自社ホームページ」を確認する事です。確かに、情報源としてそこでしか得られない情報や内容が掲載されているケースもあります。しかし、温泉旅館の支配人として、ホテル旅館の内情を熟知し、且つ販売する側として見た時に「オフィシャルサイト」は本当にお客様目線のサイトなのか疑問を持っています。と言うより、正直に言えば「あてにならない。」とさえ感じています。

今回は、その「あてにならない。」理由をお伝えさせてもらいます。

「知りたいこと」ではなく「伝えたいこと」が書かれている

1つ目の理由は、「宿泊客が知りたいこと」よりも「ホテル旅館が伝えたいこと」の方が圧倒的に多く書かれていると言う点です。これは人の心理として当然なのですが、泊まってもらいたい、予約してもらいたい、と言う一心で良い事が中心に書かれているのです。逆に言えば、予約に対して不利に働く内容や知られたく無いことは、あまり書かれていない事がほとんどです。当然と言えば当然の事なのですが、その情報だけを見て予約してしまったお客様はどうなるのでしょうか。答えは簡単ですね。

お宿のオフィシャルサイトや公式サイトは、「楽天トラベル」や「じゃらんnet」などのOTA(Online Travel Agent)と違い、決まったフォーマットも無く、掲載内容に縛りや制限も無い為、そのお宿が自由に表現内容を決める事が出来ます。その為、掲載内容がお宿に都合の良い方に大きく偏っている可能性があるのです。

企画も制作も作成会社に丸投げ

ホテル旅館がオフィシャルサイトを作成する際には、ほとんどの場合はホームページ作成会社に依頼し作成します。ここまではどの業界でも良くある話で、社内にwebデザインやWordpress等の扱いに慣れた方がいなければ、必然的にそうなります。しかし、ここからが問題です。

多くの宿泊施設では、ホームページの作成にあたり、自社の強みを掘り下げるわけでもなく、どんなお客様にどんな事を伝えなければならないのか等、Webサイトの要諦と言える部分を何も考えず、レイアウトやビジュアルに重点を置いてしまっているケースが圧倒的に多いのです。しかも、すべて制作会社に丸投げです。正に「仏作って魂入れず」なのです。

色々なホテル旅館のオフィシャルサイトを見比べて見てください。宿名を変えたらどこのお宿のページなのか分からない程、類似したページが沢山見つけられるはずです。地域を絞って見てみると、同じホームページ作成会社が作ったモノだと分かってしまう程、類似した公式サイトが多く存在している事に気づくことが出来ます。

見ているのは「お客様」ではなく「OTA」

先の2つからも分かる通り、お宿の公式サイトはお客様目線ではないのです。もちろん、そうではないお宿も沢山ありますが、ご紹介させていただいているようなケースの方が間違いなく多数派です。そして、次は商品・プランの話です。

「楽天トラベル」や「じゃらんnet」などのOTA(Online Travel Agent)から予約があった場合、お宿はシステム利用料として約10%の手数料をOTAに支払います。従って、お宿としては出来るだけ利益を上げる為に、OTAではなく手数料のかからないオフィシャルサイトから予約していただけるよう頑張ります。そこに問題が発生します。本来であれば、自社が提供するサービスの対価として料金が設定され、その中でお客様の満足度を最大化する努力を行なうべきですが、OTAで予約が入った場合の10%の手数料を前提としたサービス内容で商品を販売しているケースが散見しているのです。「どうせ10%とられるなら、その半分を特典(館内利用券など)にして公式ページで予約してもらおう。」「どうせ10%とられるなら、その分値引きして売ろう。」そんなイメージです。このような商品販売をされているホテル旅館は要注意です。

一見、お客様にとって良い内容にも見えますが、お客様を見てサービス内容や料金を決めていないと言うことは、実際に宿泊した際の料理などのサービス内容も、お客様を見ていないと考えられます。お宿の姿勢の話です。

まとめ

  • お宿の公式サイトに掲載されている8割以上の情報は、宿都合の情報
  • 制作は丸投げで 「仏作って魂入れず」
  • お客様の満足度より利益重視の商品展開

今回は「賢い宿選び」として、お宿の「オフィシャルサイト」「自社ホームページ」の内情をお伝えさせていただきました。しかし、決してすべてのホテル旅館がそうではありません。大切なのは、情報を判断するリテラシーです。この記事の内容を頭の片隅に置いてお宿のホームページを見てみてください。きっと、今までと違った視点でお宿選びが出来るようになるはずです。

【失敗しない宿選び】国内予約は「楽天トラベル」と「じゃらんnet」だけチェックすればOK。

【安かろう悪かろう】ではない!大江戸温泉物語グループと 伊東園ホテルズ の賢い泊まり方

1泊2食+飲み放題付で8,000円台で泊まれてしまう温泉宿を展開する2大ホテルチェーン「大江戸温泉物語グループ」「伊東園ホテルズ」。その安さ故『安かろう悪かろう』との評判もありますが、何故その価格帯やサービスが実現出来るのかを理解する事で、決してそうではないことが分かってきます。今回はその秘密に迫ります。

大江戸温泉物語グループ
伊東園ホテルズ

何故、圧倒的に安いのか?その理由は?

現在、大江戸温泉物語グループは36件のホテル・旅館を、伊東園ホテルズは関東・伊豆熱海を中心に49件の宿を展開しており、両グループ共に日本を代表する大ホテルチェーンです。そして、この2大チェーンの最大のウリは、その「安さ」にあります。まずは、その安さの秘密を解説します。

両グループのすべてのお宿やプランで共通ではありませんが、その安さを実現する為に行なわれている3つサービス形態と独自の経営手法が存在しています。

徹底した人件費削減

一般的な旅館経営では、売上に対する人件費率は30%未満が健全だと言われています。しかし、大江戸温泉物語・伊東園ホテルズ、両グループは、人的サービスを可能な限り削減し、より安価な宿泊料金を可能にしています。具体的には下記の3つのサービス形態を導入しています。

  1. 客室への案内を行なわない
  2. 食事は夕食朝食ともにバイキングスタイル
  3. 布団敷きもセルフサービス

上記3つのサービス形態をとる事によって、フロント、調理、料理出し、布団敷等、多岐に亘って宿の運営に関わる人件費を大きく削減しています。何れも今まで旅館がおもてなしとして行なってきたサービスですが、これをセルフサービスとする事で、お客様に販売価格として還元すると言うスタイルなのです。

安価な物件取得と少額の設備投資

大江戸温泉物語・伊東園ホテルズ、両グループの安価の理由として、もう1つ大きな理由があります。それは、宿の営業を開始する手法にあります。

両グループが経営しているお宿には、以前はすべて別のオーナーがおり、廃業や倒産などにより売りに出された建物を安価で取得する形態をとっています。これは、新築でホテルや旅館をはじめるより極めて安価で物件が取得出来ると同時に、以前営業されていた状態でそのまま物件を取得出来る為、追加の修繕費も少額に抑えられます。いわゆる「居ぬき物件」を安価で取得し、営業をスタートさせているのです。

経営的には借入金が少なく抑えられる為、少ない利益でも返済が可能になります。この「借金が少ない」と言う事も、価格を安く抑えることが出来る大きな理由の1つです。

両グループ宿の賢い利用方法

ここまでお読みいただいた方はお分かりかと思いますが、大江戸温泉物語・伊東園ホテルズ、両グループは、ただ安い訳ではなく、安価を実現し得る全うな理由が存在するのです。ですので、先にも挙げた

  • チェックイン時にお部屋までのご案内がない
  • 食事は夕食朝食ともにビュッフェスタイル
  • お布団は自ら敷く

この3つのサービス内容を納得出来るのであれば、決して「安かろう悪かろう」の宿ではないのです。企業努力の上に成り立った適正価格と言えるでしょう。

ただ、設備自体は新しくありませんし、人的なサービスは省力化されていますので、記念日やお祝いなど大切なシーンでの利用ではあまりおすすめ出来ません。「ちょっと足を伸ばして温泉でゆっくりしたい。」「グループで気軽に温泉旅行を楽しみたい。」など、普段使いのお宿としての利用であれば、コスパの良いお宿として、おすすめ出来るホテルチェーンです。

→大江戸温泉物語グループのご予約はこちら

→伊東園ホテルズのご予約はこちら

じゃらんnetの【ポイントアップキャンペーン】は要注意。大量ポイントUPに隠された2つの罠

大手宿泊予約サイトの「じゃらんnet」が毎月初めに開催する「ポイントアップキャンペーン」。最大+13%と大量ポイント獲得のチャンスですが、しっかりと内容確認をせず、残念な思いをされている方が増えています。その理由と対策をお伝えします。

じゃらんnetポイントアップキャンペーンとは?

このキャンペーンは、じゃらんnetが毎月月初に開催しているポイントアップ企画です。

キャンペーン開催中に対象のホテルや旅館を予約し、実際に宿泊すると、通常より多くのポイントをGET出来ます。さらに、宿泊日が「先」であればあるほど(予約が早ければ早いほど)多くのポイント獲得する事が可能です。また、エントリーなども不要ですので、基本的には対象施設を選ぶだけで、大量ポイントの獲得が出来るお得なキャンペーンです。

具体的には、下記の図のようなイメージです。

例)2019年9月開催のポイントアップキャンペーン

上記は、2019年9月のキャンペーン画面ですが、基本的に毎月同じ流れとなっており、上記の日付をそのまま当月に当てはめたスケジュールとなっています。

  • キャンペーン(予約)期間:毎月1日~14日頃
  • ポイント10%(通常+8%)対象宿泊:当月16日頃~月末
  • ポイント12%(通常+10%)対象宿泊:翌月16日頃~月末
  • ポイント15%(通常+13%)対象宿泊:翌々月15日頃~月末

こちらを見るとお分かりになりますが、毎月後半の宿泊をするとポイントがUPするキャンペーンとなっています。※余談ですが、じゃらんnetは、月の後半の宿泊予約が弱いと言う事だと考えられます。

大量ポイント獲得の裏にある罠

一見、「こんなに簡単にポイントが10%以上になるのか!」と驚くほどお得なキャンペーンなのですが、実は後で残念な思いをされている方がとても多いのです。その理由は「キャンペーン概要」に記されています。

じゃらんnetポイントアップキャンペーン概要

ここには、キャンペーンで獲得出来るポイントの詳細が書かれています。

  • 基本加算ポイントは「Pontaポイント1%」と「じゃらん限定ポイント1%」
  • キャンペーン加算ポイントは「じゃらん限定ポイント○%」※○は宿泊日に応じて8~13%

基本加算ポイントとは、キャンペーンなどに参加しなくても「じゃらんnet」での宿泊で得ることの出来るポイントです。1ポイントは、さまざまな店舗で使用でき汎用性の高い、あの「Pontaポイント」。そして、もう1ポイントは「じゃらんnet」のみで使用可能な「じゃらん限定ポイント」です。

そして、重要な部分はキャンペーンで獲得出来る大量ポイントは「じゃらん限定ポイント」だという事です。汎用性の高い「Pontaポイント」ではないのです。

驚愕のポイント有効期限

そして、ここが一番皆さんが見落とされている部分で、最大の罠です。

じゃらんnetポイントアップキャンペーン
ポイント加算日と有効期限

赤線の部分をご確認ください。

キャンペーンで付与される大量ポイント「じゃらん限定ポイント」は、宿泊月の翌月の中旬に加算されますが、有効期限がその月の月末までなのです。

もう一度整理します。

  • じゃらん限定ポイントは「じゃらんnet=宿泊」でしか利用出来ないポイント
  • 加算されてから有効期限まで、たったの半月

もうお分かりかと思いますが、じゃらんnetのポイントアップキャンペーンで大量獲得出来るポイントは、多くの皆さんにとっては使用困難なポイントなのです。毎日のように出張をされていて、月にホテルに何泊もされる方や、かなりの旅行好きで毎月温泉旅行に行かれている方を除いては、利用する事が極めて困難なポイントだと言えます。

ですので、「せっかく獲得したのに、あっと言う間にポイントがなくなってしまった。。」そんな方が続出しているのです。

短い有効期限にしている理由とは?

このポイント付与と利用期限の短さには、どんな理由があるのでしょうか?ユーザーからクレームが来る可能性さえ含んだこのキャンペーンを、続けるには、それ相応の理由があるはずです。そこを少しだけ読み解いてみましょう。

同時期に開催される、楽天トラベル「得旅キャンペーン」

じゃらんnetの永遠の?ライバル「楽天トラベル」が毎月月初に「得旅キャンペーン」と言うポイントアップキャンペーンを開催しています。じゃらんnetのキャンペーンは、ここにお客様を捕られないように、競合対策で行なわれている可能性が高いです。

得旅キャンペーンの詳細は、上記ページでご確認いただければと思いますが、得旅キャンペーンは、ポイントUP量、有効期限、汎用性、どれをとっても文句が無く、温泉旅館の支配人を努める私が今まで見た宿泊予約サイトの企画の中で最強のキャンペーンだと言えます。

じゃらんnetのポイントアップキャンペーンは、この得旅キャンペーンへの対応策として行なっているキャンペーンだと考えられます。つまり、見せ掛け上ポイントは付与するけれども、実際はほとんど使えないようにしていると言うのがこのキャンペーンの裏側にある本音だと考えます。

まとめ

  • 「じゃらんnet」のポイントアップキャンペーンで獲得出来るポイントは、「じゃらん限定ポイント」で、有効期限は半月しかない。
  • 「ポイントアップ」の文字だけではなく、詳細までしっかり確認する必要がある。

ポイントアップ系の企画やキャンペーンは、本当に沢山ありますが、自身にとって本当に有益なモノなのかどうかは、しっかり見極める必要があります。この見極めが甘いと、得をしたつもりで結局何も得られなかったと言うことになりかねません。さまざまな販売戦術が溢れているからこそ、見極める目を磨いて行く事が必要になって来ているのです。

もちろん、しっかり確認し、考え、予約する事で、じゃらんnetのポイントアップキャンペーンも有益に使う事も可能なはずです。

参考記事:【じゃらんnet】ポイントUPキャンペーンの良し悪しを見極めて本当にお得な予約をする方法

参考記事:驚異の40%還元!【楽天トラベル 楽天スーパーDEAL】宿泊費と還元ポイントを大調査

参考記事:楽天トラベル【得旅キャンペーン】はエントリー必須。その魅力を徹底解説

参考記事:ポイントサイト【モッピー】で宿泊予約を劇的にお得にする方法