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日帰り温泉の情報は要注意。失敗しない日帰り温泉情報の確認方法。

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温泉旅館に宿泊しなくても気軽に温泉を楽しめるとあって人気の高い「日帰り温泉」。日帰り温泉、日帰り入浴、などのキーワードで検索すると、とても多くのポータルサイトや紹介ブログが表示され、日帰り温泉の人気の高さが伺えます。しかし、その人気に呼応して膨れ上がった情報によって、逆に残念な想いをされる方々が増加しています。中にはトラブルになるケースも増えてきています。

「日帰り温泉ランキングで上位だったのに、あまり良い温泉ではなかった。」「情報を見て行ったのにやっていなかった。」そんな事が頻繁に起こっているのです。スーパー銭湯のような形態の温泉であればあまり問題はないのですが、特にトラブルが多いのが温泉旅館のケースです。そこで今回は、日帰り温泉を楽しむ為の情報チェック方法と残念な想いをしない為の対策をお伝えします。

情報の発信元と情報の鮮度が重要

結論からお話しさせていただくと、日帰り温泉を取り扱っている個人が運営するブログの情報は当てにしない方が良いでしょう。すべてではありませんが、見極めが難しい為、すべて当てにしないと決めてしまった方が結果的に温泉選びの時間も短縮されますし、情報精度も上がりますので個人ブログはすべて当てにしない事をおすすめします。

個人ブログかどうかは、ページの3つの部分を確認するだけですぐ分かります。

  1. ページ上部に「運営会社名」や「サービス名」が記載されていない
  2. ページタイトルに「おすすめ」と「ランキング」を多用している
  3. Googleのアドセンスなどの広告が沢山表示される

確実ではありませんが、この3つの内2つを満たしているのであれば、ほぼ個人ブログです。では何故個人ブログを当てにしてはいけないのでしょう?それは、副収入が主たる目的で人気の高い「日帰り温泉」「おすすめ」「ランキング」といったキーワードをページに盛り込み表示数を増やしているだけだからです。ですので、実際の記事の内容は、大手サイトの類似コンテンツのコピペであったり、自身で確認も行なわず、お宿の承認も得ず、ランキングなどを掲載する事が非常に多いのです。ライターを雇って各地の情報だけを集め適当にランク付けし掲載しているケースも少なくありません。

そこで一番の問題は、一過性の収益を目的としている為、ページの更新が行なわれていない可能性が極めて高いことです。つまり、情報が古く、現実に即していないのです。ですので、その情報を当てにして訪れた温泉旅館で「日帰り温泉はやっていません」と言われてしまったりするトラブルが多発しているのです。また、温泉旅館は宿泊をメイン商品にしている場合が多く、日帰り温泉の受入を宿泊の予約状況により頻繁に変えていますので、そこもトラブルが発生し易い要因の1つなのです。

精度の高い日帰り温泉情報の確認方法

では、日帰り温泉の情報はどこから得て、どのように見極めれば良いのでしょう。この問題のクリアする為に筆者は、情報の収集と確認を2つに分ける、2ステップ法をおすすめします。

名の通ったポータルサイトで情報収集

まずは、誰もが知っているようなメジャーなポータルサイトで広く情報を確認し当たりをつけましょう。具体的には「じゃらんnet」や「楽天トラベル」、「 BIGLOBE 旅行」「@nifty温泉」なども良いでしょう。

ただ、ここで重要なのは「多くの情報の中から当たりをつける」だけで、内容確認は別だと言うことを意識してください。信頼性の高いサイト=多くの情報が集まっている場所、というイメージでOKです。その中から地域を絞って日帰り温泉を行なっているであろう温泉旅館の候補を見つけましょう。そして、自分の好みの温泉を3つほど絞り込みます。実はこの「行なっているであろう」が重要で、ポータルサイトに掲載されている情報でさえ、実は当てにならないのです。それは、先もお伝えした通り温泉旅館は宿泊がメインですので、日帰り温泉の受入情報は頻繁に変更しており、大手のポータルサイトでさえその個々の旅館の情報をタイムリーに変更することなど不可能なのです。

お宿に直接電話で確認

お宿の情報で一番鮮度が高い情報を確認出来る方法は電話です。旅館は他業界と比較しインターネットでの情報発信に疎い業界であったりしますので、公式ホームページでさえ情報を更新していないケースも少なくありません。ですので、必ず電話で確認してください。「いついつ日帰り温泉に行きたいのですが、大丈夫でしょうか?」それだけでOKです。そこで確認をしてOKであれば、晴れて日帰り温泉の予約をしましょう。温泉旅館の場合は、食事付きのプランと入浴のみの場合がありますので、そこも事前にチェックし予約をしましょう。

ここで大切なことが1つあります。それは、自分が検索して見つけた情報で日帰り温泉をやっていると書かれていたけれど、現在はやっていなかったとしても決して怒ったりクレームを言ってはいけません。それは、先通り多くの情報が旅館の意図とは無関係に公開された情報であり、しかも更新をされないままになった古い情報だからです。その為に電話で確認をしているのですから、クレームを言うのは筋が違いますし、お宿から「この方は情報リテラシーの低い方だな」と思われ、逆に恥ずかしい思いをしてしまいます。

>関連記事:【賢い宿選び】ホテル旅館の「オフィシャルサイト」があてにならない3つの理由

まとめ

日帰り温泉の情報はとても多くありますが、信憑性の高い情報は極めてわずかなのです。信頼の出来るサイトで情報を収集し当たりを付け、お宿に直接電話で確認をすることが残念な思いをしないで済む確実な方法です。少し手間はかかりますが、後々トラブルになったり残念な思いをするより良いですので、皆さんも是非行なってみてください。

また、例え以前同様の内容で日帰り温泉を利用したとしても、今回利用する際には変わってしまいっている可能性も少なくありませんので都度確認されることをおすすめします。

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