この記事では「じゃらんnet」での予約で宿泊した際の「領収書」の発行方法とその仕組みをお伝えします。
「じゃらんnet」を含めて宿泊予約サイトで予約した場合の料金精算方法は大きく「現地決済」と「オンラインカード決済 」の2つに分けられおり、この精算方法の違いにより領収書の取得方法が異なっています。いずれのサイトでも基本的なスタンスは変わりませんが、ポイントやクーポンを使用した際の領収書での扱い方が少しずつ異なっています。
実はここにポイントがあり、家計簿用など自身の確認用であれば問題ありませんが、この精算産方法の違いと仕組みを理解していないと、領収書を出張経費の精算に使う場合などで損をしてしまっている可能性があるのです。この記事では、そのような知らず知らずの内に損をしてしまう事が無いよう、多くの皆さんが使用している「じゃらんnet」の場合の領収書の発行方法を詳しく説明していきます。
また、じゃらんnetでGoToトラベルキャンペーンの予約が可能になった「2020年7月30日以前に予約した2020年8月末までの宿泊分」は、事後に申請を行う事で宿泊費の35%が還付されます。その申請時に領収書が添付書類として必要となりますので、不備無く確実な還付申請が行えるよう、正しい領収書発行の方法をこの記事でご確認ください。
参考:【じゃらんnet】公式FAQ-領収書の発行はできますか? (国内宿・ホテル)
目次
精算方法の違い
じゃらんnetでも他の宿泊予約同様に「宿泊施設での現地精算」と「オンラインカード決済」と2つの精算方法を選ぶことが可能です。
ここは一見、事前に支払うか後で支払うかの違いでしかないように思えますが、「領収書」という観点で見るとかなり違いがありますので、その違いを表にまとめてみました。
領収書発行者 | ||
---|---|---|
取得方法 | ||
宛名変更 | ||
ポイント支払額 | ||
クーポン支払額 | ||
施設内利用代金 |
領収書は何かしらの用途で使う為に発行してもらう訳ですが、どんな用途で使う場合でも一番注意しなければならない点は額面の部分になります。経費として後日会社などへ精算する際に適正な金額になっているか、また、接待としての利用であれば飲食代やお土産なども含めた金額での領収書が必要でしょう。一言で領収書と言ってもその用途によっては必要事項が異なっているのです。つまり、じゃらんnetで予約した場合は、その用途に応じて予約時に選択する決済方法を変えなくてはならないのです。
特にじゃらんnetでの予約の場合、一番注意しなければいけない事は、ポイントとクーポンを利用した場合の領収金額です。上記の表をご覧いただければお分かりかと思いますが、領収書に記載される金額はポイントとクーポンを使用後の金額となります。これを当たり前のように思われる方もいるかも知れませんが、宿泊予約サイトによってはポイントを使ってもポイント使用前の金額で領収書発行が出来るサイトも存在しているのです。ここは非常に重要な部分です。
例えば、ご自身がこつこつ貯めていたポイントを出張の予約で使った場合はどうでしょうか。ポイント利用分は領収書に記載されませんので、当然会社などから経費として精算をすることが出来なくなってしまいます。出張で使ってしまわなければ、どこかで自分の為に使う事が出来るポイントを失ってしまうことになるのです。逆にポイント利用前の金額が領収書に記載されるのであれば、貯めたポイントを使って出張の宿泊予約すれば、あとで会社に精算する際に現金として受け取る事が出来ますので、実質ポイントを現金化する事が出来るのです。
つまり、領収書の用途に応じて決済方法は戦略的に選択することで、損を防ぐだけでなく、逆にメリットを得ることも可能になるのです。
オンラインカード決済の場合の領収書発行方法
じゃらんnetでオンラインカード決済をされた場合の領収書の発行方法を解説します。領収書はプリンターで印刷する形になりますので作業はPCで行いましょう。スマホでも行なえますがプリントアウトの設定をされている方は少ないかと思いますので、PCで行なうのが良いでしょう。
まずは、じゃらんnetのトップページ右上にある「マイページ」をクリックし、宿泊予約をしたIDでログインします。
そして、ページ左にあるサイドバーの中から「領収書データ表示」をクリック。
すると、上記のような画面になりますので、領収書を発行したい対象の予約の欄にある「領収書データ表示」をクリックします。
そして、任意の「宛名」を入力し「宛名確認へ」をクリック。すると、下記のような領収書が表示されますので、プリンターで印刷しましょう。
流れは極めてシンプルで、入力する箇所は「宛名」だけとなっています。これは非常に便利なのですが、逆に言えばその他を変更する事が出来ないというデメリットもあります。ケースによっては宿泊人数などの表記が無い方が良い場合や、料金の一部の領収書が欲しい場合でも、希望に合わせて発行することが出来ないというデメリットもあります。また、利用明細の詳細を記載することも出来ませんので、明細や内訳が必要な場合など、上記の書式が必要な仕様と異なる場合は、予め予約時に「現地精算」を選択し、宿泊施設から領収書を発行してもらいましょう。
同じ手順を行なう事で領収書の再発行も可能ですが、右上に「再発行」の文字が自動的に記載されます。何度でも再発行出来ますが、その場合、再発行回数も合わせて記載されますので用途次第では効力が無くなるケースもあるかと思いますので、印刷は慎重に行なうことをおすすめします。
また、GoToトラベルキャンペーンの還付申請を行う際に「オンラインカード決済」をされた方は必ずこの方法で領収書を発行してください。還付申請時に必要となる領収書は「支払った先が発行する領収書」です。オンラインカード決済の場合の支払先は宿泊施設ではありませんので、必ず「じゃらん」(決済代行会社:SBペイメントサービス株式会社)が発行する領収書を使用してください。
現地決済の場合の領収書発行方法
現地決済を選んだ場合は、宿泊施設で領収書を発行してもらいます。チェックイン時などに、事前に領収書の宛名や金額、但し書きの内容をフロントに伝えておくと宿の方も事前準備が出来、チェックアウト時にバタバタしなくて済むようになる為、お宿の方に出だしから好印象を与えることが可能です。
また、現地決済というだけで現地でクレジットカードで精算することも可能です。(※クレジットカードが使えないお宿もありますので、事前にご確認ください。)「現地決済=現金決済」と勘違いされている方も多いですが一般的にはクレジットカードでの支払いも可能です。
じゃらんnetでの領収書発行まとめ
- 支払い方法によって発行方法が異なる
- 宛名は入力制で自由に変更可能(その他項目の変更は不可)
- 再発行も可能だが、再発行した物だと記載される
- 使用用途によって予約時の支払い方法を選ぶ必要がある
参考:【じゃらんnet】公式FAQ-領収書の発行はできますか? (国内宿・ホテル)