投稿者「tatsugorow」のアーカイブ

【旅行比較サイト】はストレスの元。比較サイトの正しい付き合い方。

トリバゴトラベルコのような「旅行比較サイト」「旅行メタサーチ」の利用者が増加しています。さまざまな旅行サイトに掲載されてる宿泊料金などを一括で比較出来る為、旅行計画に非常に便利なサービスなのですが、実は、最近「分かり難い・逆に不便」という方達が増えて来ています。

今回は、皆さんが比較サイトを「分かり難い・不便」と感じてしまう理由と、比較サイトとの正しい付き合い方を考えてみました。

進化し続ける比較サイト

各種比較サイトは、サービス内容やカバー範囲こそ異なりますが、ホテルや旅館などの宿泊予約サイトや、旅行会社のツアー、航空チケットなど、さまざまな旅行商品の一括比較が可能な素晴らしいサービスです。

サービス内容も進化を繰り返し、インターネット上に存在する旅行商品すべての情報を、日付や目的に合わせて絞り込み、いつでも手にする事が可能になっています。

分かり難さや不便さは、圧倒的な情報量と未パーソナライズ化にあり

ではなぜ、こんなに便利なサービスなのに、多く方達が分かり難さや不便さを感じているのでしょうか。

1つ目の原因は、圧倒的な情報量にあります。個人差はありますが、人は一定の情報しか処理する事が出来ませんので、「沢山の中から選べる、比較出来る」という価値は、情報量が増えて行くどこかの時点でストレスに変わります。この圧倒的な情報量は、比較出来る価値から比較しなければならない苦痛に変わってしまって来ているのです。進化が進んだ現在の比較サイトの情報量を、過剰だと感じる人達は確実に増えています。

2つ目は、未パーソナライズ化にあります。比較サイトは、情報量は極めて多いですが「あなた」や「私」との関係性が無いのです。例えば、あなたが楽天トラベルで使える限定クーポンを持っている事も、じゃらんnetで使えるPontaポイントを日常的に貯めている事も、比較サイトは知らないのです。(各社の囲い込み戦略の激化により、自分自身がどんなクーポンやポイントなどの付加価値や行使権利を所有しているのかさえ、分かっていない方も少なくないほどです。)

その圧倒的な情報量に自らの所有する数々の特典や特権をプラスして、何が一番お得なのか有益なのかを判断するのは、かなり至難の業であり、それを考えなければならない事が苦痛なのです。

大げさな言い方をすれば、自分自身の情報処理能力を超えた情報は、苦痛であり「害」なのです。正に「知らぬが仏」なのかも知れません。

まとめ

  • 旅行比較サイトの情報は、多くの方にとって過剰になりつつある。
  • 比較サイトの現時点では、個人が所有する各種特典などを考慮した比較は出来ていない。(2019年現在)

この情報量の増加傾向は今後さらに強くなっていく事が想定されますし、パーソナライズ化のハードルはかなり高いです。旅行比較サイトはどのように進化(退化?)していくのでしょうか。

筆者は、多くの情報に浸かり処理に溺れ苦しむより、自身で管理と処理が出来る範囲の中で楽しく旅行計画を立てる方が、より豊かな旅行体験を可能にすると考え、その方法をオススメしています。

【仮予約はNG】絶対にやってはいけないホテル旅館の予約方法を徹底解説

ホテルや旅館などの宿泊施設を予約する方法は、電話やインターネットなどさまざまですが、どんな方法で予約をする時でも共通で、これをすると損をしてしまう為、絶対にやってはいけないことがいくつか存在します。今回は、その中でも近年とても増えてきている危険な予約方法の1つをお伝えします。

予定が決まらない内に、複数日を仮予約する方が激増している。

「絶対に行きたい人気温泉宿だから、満室にならないうちに早く予約しておきたい。」

お目当てのホテルや旅館がある方なら、誰もがそう考えるかと思います。しかし、仕事の休みや子供達の予定がはっきりしない為、宿泊日がなかなか決められず、日付が決まった時には満室になってしまっていた。そんな経験をされた方は少なくないはずです。

しかし、中には「だいたいこのあたりだろうから、全部予約しておこう。」と複数の日にちを仮予約しておいて、正式に日付が決まったら残りの予約をすべてキャンセルする方がいらっしゃいます。以前は、旅行会社経由や電話予約が主流だった為、こういうケースは少なかったのですが、現在はインターネット予約が主流で簡単に予約が出来てる時代になった為、複数日の仮予約件数が年々増加しているのです。

参考記事:【楽天トラベル】キャンセル料はいつから発生するの?無料期間や返金の仕組みも徹底解説

参考記事:【じゃらんnet】キャンセル料はいつから発生するの?キャンセル方法や返金の仕組みも徹底解説

複数日を仮予約するのはルール違反では無いが…

複数日を予約すること自体はルールに反している事ではないですし、キャンセルもそれぞれの宿泊施設が定めたキャンセルポリシーの範囲であれば全く問題ありません。

しかし、宿泊施設側の立場に立って考えてみると、客室を仮押えしてある事による販売機会の損失、予約処理作業の増加(その後のキャンセル処理含む)など、経営的な不利益を発生させている行為です。また、すでに予定が決まり正式に予約をしたいお客様が予約が出来なくなってしまい、他の皆様にも迷惑をかけてしまっているのです。

なぜ、複数日の仮予約をすると損してしまうのか?

極めて単純です。ホテルや旅館のおもてなしやサービスは「人(ひと)」が行なっているからです。

人は感情を持っています。

自分だけの都合で複数日を予約して、キャンセルを繰り返し、他のお客様や自分の勤める旅館に迷惑をかけることを厭わない人に、心からのサービスが出来るでしょうか?どんなに訓練を受け、接客に長けた方でも、モチベーションを高めることは難しいのではないでしょうか。筆者の経営する旅館もミシュランガイドに掲載されていますので、スタッフのサービスレベルは低くないと考えていますが、こういったお客様に平常心で高いパフォーマンスを提供出来るスタッフはほとんどいません。

逆に、日常的に仕事に対して高いモチベーションを持ったスタッフほど、このような形振りかまわない姿勢に減滅してしまうものです。

サービスレベルの高い宿泊施設ほど、情報共有が密に行われている。

現在、ホテル業界には、サービスレベルの向上や業務削減を行えるさまざまなシステムが存在しています。そして、良いホテルや旅館になればなるほど、そのシステムを使いこなし顧客管理の徹底を行なっています。必然的に、予約時から特定のお客様がどのような動きをされているのかという情報も全スタッフで共有されているのです。

ここは旅館経営者の筆者も本当に恐ろしいことだと思いますが、複数日予約をされていたお客様がチェックインされたその瞬間から、スタッフ全員が「この方は、他の方の迷惑を考えない自分勝手な方」という目で見ると同時に警戒を強めているのです。そんな状況で果たして良いサービスが提供出来るでしょうか。

まとめ

ホテルや旅館のサービスは、お客様とその施設との関係性の上に成り立っています。今回お伝えした複数日を予約するなど、周り方の迷惑を顧みない自分勝手な行動は、やる気やモチベーションを著しく減少させますので、結果的に「良いサービスが受けられない = 損をしてしまう」のです。

どうしても複数日を仮予約しなければならないような状況だった場合、その想いを電話やメールでしっかりと伝え、どうのような方法があるのかを真摯に相談されるのが良いと思います。また、叶うかどうかは別として、その要望に対してのホテル旅館側の対応で実際に足を運んだ際のサービス(接客姿勢)を感じる事も出来るように思います。

【失敗しない宿選び】★の数だけで選ぶと失敗する!?口コミ・レビューの正しい読み方

宿泊予約サイトの口コミやレビューの★(星)の数でホテル旅館を選んで、失敗したと言う方達が後を絶ちません。口コミの中には、失敗しない宿選びには欠かす事が出来ない重要なポイントが4つ存在します。本ブログでは、その理由も含めて、失敗しない正しい口コミの読み方をお伝えします。

★(星)の数は目安。★は主観の集まりを数値化したものだと理解する。

投稿されている一つ一つ口コミは、嗜好や好みが全く違う不特定多数の個人の主観であるということを理解することが、口コミを正しく読む為の大前提です。

簡単に言えば、お肉が苦手な方が「★4.9」と書かれた情報だけを見て、お肉料理が自慢の宿を選んでしまい満足することが出来なかった、、、こんな単純な話です。★の数は多くの主観(満足度)を数値化、平均化させたものでしかないので、10人中9人が大満足だったとしても、1人(自分)には最悪な結果となってしまう可能性も含んでいるのです。

個性や嗜好、望んでいることや期待していること、それは人の数だけ存在しているので、「皆が良いと言っている(★が多い)から、自分にも合う。」という考え方が誤りであり、★の数は参考程度に留めて置くことが、まずは何より重要になります。

★の数より、投稿の数が重要。

数多くの宿泊施設の中からすべてのホテル旅館の口コミをチェックするのは大変な時間と労力がかかります。そこで、まずは自身が求める基準のラインを引く為に★の数を利用することをオススメします。「今回は彼氏の誕生日祝いだから、★4.5以上にしよう。」や「出張でただ寝れればいいので★3.5にしよう。」、こんなざっくりしたイメージで良いです。

冒頭で「★の数は目安」とお伝えしましたが、この目安の精度を担保するのが、投稿数。口コミの数です。同じ★4.3の温泉旅館でも、口コミ数が10件と200件の旅館では、★4.3が持つ重みが異なっていますし、件数が多い方が当然信憑性が高くなります。

冒頭にお伝えした「目安」の精度を高める為には投稿数の確認が欠かせません。

投稿の鮮度を確認する。

どの宿泊予約サイトの口コミにも「投稿日」が記載されています。どんなに良い口コミが書かれていたとしても、それが半年前、1年前、またはそれ以前の投稿日だったとしたらどうでしょう。料理長が変わってしまっているかも知れませんし、客室など毎日使用されるものは着実に劣化しているはずです。逆に、1年前に悪い評価を受けていたとしても、企業努力で改善されている可能性も十分考えられます。

情報は鮮度が命です。古い評価の累積(★の数)がどんなに素晴らしかったとしても、それが現在、そして皆さんが宿泊するであろう未来の状態を表したものではないのです。

「低評価の口コミ」の中身をじっくり読む。

ここが1番重要なポイントです。

投稿の中身をしっかり読む事で、具体的な内容を確認出来ます。この読み込み作業を疎かにすると、自分が求めているサービス内容とホテル旅館のサービスにミスマッチが発生し、「後悔」「失敗」という結果になってしまいます。このミスマッチを防ぐ事が一番重要になってきます。

しかし、数多くの口コミを一つ一つ読んでいくことは大変ですので「低評価の口コミ」に絞って読み込むことをオススメします。低評価の投稿は下記の2つに大別されます。

  1. 感情的に、悪口を書き込んでいる。
  2. 自分の考えていた内容とサービス内容が違った。

1.は、論外ですので無視して良いですが、例えば食事が気に入らなかっただけで、お風呂やサービス等他のすべての項目を「★1」にしていることが、このタイプの口コミの特徴です。重要なのは2.のタイプの投稿で、そこには嗜好や期待とのミスマッチによる低評価の理由が隠れていることが多いのです。

その内容を、自分の嗜好や希望と照らし合わせて読むことで、出来るだけ時間を掛けずに、ミスマッチの可能性を大きく減らすことが可能になります。

まとめ

  • 利用シーンや形態によって、目安の★の数を決める。
  • その中から、投稿数を確認して★の精度を確認する。
  • 最近の投稿状態を確認し、投稿の鮮度をチェックする。
  • 「低評価の口コミ」を読み、内容からミスマッチ項目を見つけ出す。

宿選びをこのステップで行なうことで、後で後悔してしまう可能性が大きく下げられます。筆者はこの流れが習慣化していますので、宿選びで失敗した事はほとんどありません。皆さんも是非このステップを習慣化し、ご自身に合ったホテル旅館選びをしてください。

楽天トラベル【得旅キャンペーン】はエントリー必須。その魅力を徹底解説 2021年版

楽天トラベルが、毎月定期開催している「得旅キャンペーン」をご存知でしょうか?

このキャンペーンは、宿泊施設経営者の私から見ても、数ある宿泊予約サイトのキャンペーンの中でも最強の「ポイントざくざくキャンペーン」です。今回は、その魅力と使い方をお伝えすると同時に、隠れたもう1つの大きなメリットもお教えします。

楽天トラベル「得旅キャンペーン」とは?

「得旅キャンペーン」は、楽天株式会社が運営する宿泊予約サイト「楽天トラベル」が、毎月行なっているポイントアップキャンペーンで、通常の10倍~15倍のポイント獲得が可能となります。開催期間は、開催されるまで非公開ですが、今までの流れだと毎月「月初~20日頃」まで開催されています。

また、ポイントアップが適用される宿泊対象日はキャンペーン開始日から約3か月間の全日となっており、除外日設定が無くシームレスでポイントアップが可能なキャンペーンです。

>【楽天トラベル】得旅キャンペーンはこちら

ポイント獲得までの流れ

  1. 得旅キャンペーン専用ページから、キャンペーンにエントリー。
  2. キャンペーン対象施設の中から宿を選択し、対象期間に宿泊予約をする。(※チェックイン日、チェックアウト日共に対象期間内に含まれている事。)
  3. 宿泊後、楽天ポイントが付与される。
エントリーの流れは動画でも確認いただけます。

上記のように、ポイントUPまでに通常の予約と異なる流れは、キャンペーンのエントリーだけで、その他に煩わしい作業は一切無いのもこのキャンペーンの素晴らしいところです。しかも、「宿泊対象期間」は存在していますが、上記画像(または動画)を良くご覧いただければお分かりになりますが、約3ヶ月先までポイントアップ対象日で無い日は存在せず全日が対象となっています。

また、翌月開催されるのキャンペーンでは、宿泊対象期間が一ヶ月ずつ先に延びて行きますので、通年通してポイントの大量獲得が可能です。

どのくらいポイントUPがあるのか?

このキャンペーンは、エントリーをしてから予約するだけで「ポイント10倍」又は「ポイント15倍」となります。毎回その開催期間に応じて、近い宿泊日から順番に「直前」「早期」「超先」と3つに分けられており、先の予約(遠い予約日)ほど、ポイントのアップ率が高くなります。

  • 直前:+9%(通常獲得1%含め10倍)
  • 早期:+9%(通常獲得1%含め10倍)
  • 超先:+14%(通常獲得1%含め15倍)

キャンペーンページでのエントリーをするだけで、これだけのポイントUPが約束されますので、楽天トラベルで予約をする際は、必ずエントリーをしてください。しかも、付与されるポイントは期間限定ポイントではなく、ポイント獲得毎に使用期間が延長され続ける「通常ポイント」ですので、実質的には期限が無いと言っても良いでしょう。

また、このキャンペーンは実は「エントリーしてからの予約」だけではなく「予約してからのエントリー」でも、対象期間内の対象施設の予約であればポイントアップとなるのです。予約前にうっかりエントリーを忘れてしまった場合でも、予約をキャンセルして取り直したりしなくても良いのも非常に親切です。ただ、ポイント還元率が非常に高いですので、万全を期す為に「先にエントリーする」ことを心がけておくべきでしょう。

>ポイント最大15倍保証「得旅キャンペーン」

クーポン利用の場合は「クーポン割引後の金額」が基準額

ポイントアップの他にも予約時に使えるクーポンの額や豊富さも楽天トラベルの魅力ですが、クーポンを使用した場合は、クーポン割引後の金額が基準額となり、そこから+9%~14%と料率でポイントアップ額が決まります。

ポイントはいつ付与されるのか?

得旅キャンペーンで取得出来るポイントは、通常ポイントと付与のタイミングが異なっています。ポイントの付与は、キャンペーンの旅行対象期間最終日の翌々月15日頃となっています。例えば、5月の宿泊が対象の場合であれば7月15日頃、8月の宿泊が対象であれば10月15日頃、となります。

付与のタイミングが遅いですので、ちょうど忘れかけた頃に10倍や15倍の大量ポイントが突然入りますので、びっくりしてしまう事があります。期間は長く少し不安になる方もいるかと思いますが、エントリーと条件さえ合っていれば確実に付与されます。

上記の画像は、筆者が12月の得旅キャンペーン(直前)を使用して予約した分のポイントが2月15日に付与されている画像です。下画像の2件分、10,400円+4,100円=14,500円の9%、1,305ポイントが翌々月(2月)の15日にしっかり付与されている事が分かります。

エントリーが出来ているかの確認方法

得旅キャンペーンは、エントリーするだけで獲得ポイントが10倍または15倍になりますので、後で「エントリーされていなかった、、、」となってしまったら悔やんでも悔やみきれませんので、不安な方はエントリーがされているのかを「楽天PointClub」で確認しましょう。

また得旅キャンペーンは、予約が先でも、エントリーが先でも、キャンペーン期間中であればポイント付与対象となりますので、この記事を読まれている方で「もう宿泊予約をしてしまっている方」も遅くはありませんので、エントリー期間中であれば必ずエントリーをしましょう。(※得旅キャンペーンは対象施設限定ですので、事前に予約したホテル旅館が対象施設なのかも合わせて確認する必要があります。)

>得旅キャンペーンページ(エントリー&対象施設の確認)はこちら

ポイントUPに隠れた、さらに大きなメリットとは…

得旅キャンペーンの魅力は、お伝えしてきた通り「ポイントUP」にあります。しかし、その陰に隠れて、内情を知っている宿泊施設側の人間にしか分からない隠れたメリットが存在します。

それは、「より良い宿泊施設を選ぶことが出来る」ことです。

それは何故でしょうか?
順を追ってご説明します。

得旅キャンペーンは、宿泊施設にとって超低リスク・ハイリターンの宣伝広告

この記事を読んでこられた方の中で「キャンペーン対象施設でなければ、ポイントアップにならないのか…」と感じられた方もいらっしゃったと思います。しかし、ここが重要なポイントなのです。

一般ユーザーには分からないことですが、各種宿泊予約サイトで展開されている「ポイントUP」「値引き」「クーポン」などのお得な特典は、下記の2つに大別することが出来ます。

  1. 特典の原資を、宿泊施設が負担している。
  2. 特典の原資を、予約サイトが負担している。

特旅キャンペーンは、2.に該当するキャンペーンで、UPされるポイントの原資は、すべて楽天トラベルが負担しています。先程使用した上記画像を例にとると、最右部に表記されたユーザーに付与される4,000ポイントや6,000ポイントは、宿泊施設ではなく楽天トラベルの負担なのです。そして、ここも合わせて重要なポイントなのですが、宿泊施設は得旅キャンペーンに参加する為に、定額で1.5万~2万円の参画費を支払っているのです。

ここからは、簡単な算数の話です。参加費を支払ってキャンペーンに参加すると言うことは、キャンペーン経由での予約増が見込まれるからですが、宿泊施設がこの2万円(宣伝広告費)を回収する為には、どのくらいの予約が入れば良いでしょうか。

答えは簡単です。18万円です。

宿泊予約額に対して9%~のポイント負担を楽天トラベルがしてくれるわけですので、18万円の予約がキャンペーン経由で発生した時点で2万円以上の広告効果が得られたと判断出来ます。それ以上の予約売上に発生するポイントUP分もすべて楽天トラベル負担ですので、あとは売れれば売れるだけ、キャンペーン参加による広告効果は高まり、ホテル旅館のメリットは増え続けるのです。

18万円という金額ですが、それぞれのホテル旅館によって内情は異なりますが、あれだけ長いキャンペーンの宿泊対象期間内での金額としては、ほとんどの宿泊施設にとってかなりの少額であり、達成出来ない施設の方が少ない金額なのです。

得旅キャンペーンに参加している施設とは

もうお分かりの方もいらっしゃるかと思いますが、ホテル旅館にとって得旅キャンペーンは、簡単な計算が出来れば参加しない方がおかしいキャンペーンなのです。ですので、このキャンペーン対象(参加)施設は、キャンペーンの存在や情報をキャッチし、しっかり試算を行い、参画している施設だと言えます。

逆説的に言えば、参加していない施設は、そのような知ろうと思えばいつでも知れる経営的に極めて有益な情報をキャッチ出来ていないか、もしくは適切な試算が出来ていない施設だと考えられます。

この「情報収集能力」や「考える」と言う行為は、広告以外の営業や経営すべてに現れてくるものですので、キャンペーンに参画している宿泊施設は、非参加施設と比較して実サービスなどにおいても、しっかり情報収集を行い、考えた営業をされている可能性が高く、より良い宿泊体験が出来る可能性も高いと判断出来るのです。

まとめ

  • 楽天トラベルの「得旅キャンペーン」は必ずエントリーし、ポイントをざくざく獲得するべし。
  • エントリーは予約後でも可能 。
  • 得旅キャンペーンに参画している「キャンペーン対象施設」は、満足度の高い宿泊施設である可能性が高い。
  • ポイント付与のタイミングは遅めだが、その分付与された時の喜びは大きい。
>得旅キャンペーンのエントリーはこちら

大量ポイント獲得テクニック

この得旅キャンペーンは、予約者と利用者が異なってもポイントアップの対象となりますので、例えば、ご両親やご両親の友達グループでの旅行予約など大勢の予約を得旅キャンペーンでしてあげる事で大量ポイントが獲得出来たりします。社員旅行の予約や友達のグループ旅行の予約を自ら進んでする事もおすすめです。

上手く使うことで数千~万単位のポイント獲得が可能なキャンペーンですので、皆さんも工夫してたくさんのポイントを獲得してください。

>得旅キャンペーンのエントリーはこちら >【公式サイト】楽天トラベル | 宿・ホテル予約なら楽天トラベル

【早割・直前割】はウソ!?実は「いつ予約してもほとんど料金は変わらない」と言う真実。

ホテルや旅館などの宿泊プランには、「早割」や「直前割」などの割引プランが、その時々に応じて販売されており、結局何時(いつ)どのように予約するのがお得なのか、また一番安いのか、が分からないと言う方は少なくありません。

今回は、ホテル旅館の内情を含めて「お得・安い」だけでは計ることの出来ない宿泊予約の「正解」を考えてみましょう。

そもそも「早割・直前割」は、何故存在するのか?

早割や直前割などに代表される価格の割引は、宿泊施設の販売戦略の一つです。

ホテル業界が販売する「客室」や「レストランの席」などの商品は、その日販売することが出来なければ、その商品を販売するチャンスは二度と訪れない「ナマモノ」です。売れ残った商品を改めて販売することが出来ないという意味では、究極のナマモノと言えるかも知れません。

その為、ホテル業界など在庫の繰り越しが出来ないビジネスでは、需要予測を行い売上高(レベニュー)の最大化を目指す「レベニューマネジメント(Revenue Management)」という販売管理方法が行なわれています。簡単に言えば「需要に合せて売り方を変える」販売方法であり、その1つの手法として「値引き」が存在します。

しかし、多くの宿泊施設では、このレベニューマネジメントが行なわれておらず勘や経験などの感覚で値引きが行なわれているのが現状です。私の肌感覚では、日本の9割以上の宿泊施設(特に旅館)がそこに該当すると思います。分かりやすく言えば、宿泊施設の大多数は「なんとなく」割引を行なっているのです。しかも、ほとんどの場合が「安くすれば売れる」と言う妄想を根拠に値引きが行なわれているのです。

宿泊施設の「姿勢」を見極める。

勘と経験と度胸、いわゆるKKDと言われる意思決定プロセスを否定する訳ではありあせんが、根拠がなく「なんとなく」割引をすると言うことは、割引額、割引のタイミングまで、すべてが「なんとなく」なのです。予約をする側としては、何時(いつ)、どのように予約すれば良いのか全く検討が付かないのが現実です。

ただ、そこを通して1つ大切なことに気づくことが出来ます。それは、宿泊施設のお客様に対する「姿勢」です。

例えば、宿泊日の2ヶ月前に2万円で予約をした旅館が、宿泊3日前に確認したら同じプランが1.4万円で販売されていた。そんな経験をされた方も少なくないと思います。とても楽しみにしていた家族旅行、早めに休みをとって決めた温泉旅館。それが間際になると3割も値引かれている。こんなに悲しいことはないと思いますが、宿泊業界では「あるある」だったりします。

レベニューマネジメントを正しく理解し、それに基づき適切な販売管理が行なわれた場合、「早割」は成り立ちますが、「直前割」はほとんど起きません。適切な需要予測に基づいた運用では、販売価格は宿泊日が近づくほど高くなります。航空チケットなどが良い例で、航空会社は適切な管理を行なっている為、間際になればなるほど航空チケットの価格は上がっています。

直前割を頻繁に行なっている宿泊施設は、早く予約をしてくださったお客様の気持ちを顧みず、ただ「空室が多いから」「値引きをしたら予約が入るかも」と言う理由で直前に値段を下げているケースがほとんどなのです。

価格以前に、そのような姿勢の宿で良いサービスが受けれるとは考え難いのではないでしょうか。

まとめ

  • 多くのホテル旅館は「なんとなく」割引を行なっている。
  • その為、予約に適切なタイミングは判断しにくいのが現状=いつ予約しても一緒
  • 価格だけに左右されず、宿泊施設の「姿勢」を見極めることが大切。
  • 「直前割」を頻繁に行なっている施設は要注意。

今回は、ホテル旅館の「値引きのタイミング」にフォーカスして宿選びについて考察してみましたが、基本的に価格の妥当性は、サービスとのバランスによって判断される性質のモノ(コスパ)ですので、早割や直前割などに翻弄されないよう心掛け、価格を絶対的な基準とした宿選びは避けた方が、結果的に良い宿泊体験を得られることに繋がるでしょう。

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ブログ始めました。

『宿泊』は、もっともっと楽しくなる!
~より良い宿泊体験の為に~

「『宿泊』は、もっともっと楽しい!」

そこを感じてもらいたい、それがブログを始めた理由です。

宿泊施設の現状

近年は東京オリンピック効果もあって外国人旅行客が増加していますが、その陰で、日本の国内旅行者数は減少の一途を辿っています。宿泊施設の数を見てみると、出張などのビジネス客や外国人旅行者の増加の受け皿となる「ホテル」の数は、首都圏を中心に20年間で約8千件から1万件まで増加しましたが、日本ならではのレジャー施設「旅館」は、6.8万件が3.9万件と約3万件も減少しています。(2019年8月現在)

原因は色々考えられますが、宿泊業界に携わる人間としてみると「旅館の怠慢」が一番大きな要因であると考えます。

旅館のルーツを遡ると、江戸時代以前より存在した「木賃宿(きちんやど)」、そして食事も提供する「旅籠(はたご)」など、長い歴史や文化に出会うことが出来ます。この日本の長い「宿泊」の歴史の最先端に現在の旅館が存在します。

しかし、現在の旅館の多くは、この長い歴史や文化の上に胡坐(あぐら)をかき、誤った古い価値観を「おもてなし」と称し、「今」の宿泊者にとって最適で最高の宿泊体験は何なのかを全く考えていないように思います。木賃宿が食事を提供する旅籠へ進化したように、時代やニーズに合わせた変容が、どの時代の どんな産業においても、最も重要な「存在価値の担保方法」であるにも関わらずです。一方、ホテルは時代の変化に柔軟に対応し「おもてなし」を進化させることで、自らの存在価値を高めてきたように思います。その結果、ホテルの方が同じ宿泊産業としての競争力が相対的に高まったとも言えるのかも知れません。

宿泊体験の価値

宿泊は現在「観光」というカテゴリに属していますが、本来、「宿泊」という行為そのものが、「体験」として「観光」と同等の価値があります。しかし、この部分は、宿泊をされるお客様「宿泊者」と、宿泊を提供する「ホテル・旅館」のお互いへの認識の浅さから宿泊体験の価値を最大化出来ていないのが現状です。

逆に言えば、お互いの認識を深めることで宿泊体験の価値が高まり、宿泊はもっと楽しくなります。楽しくなれば、もっと知りたくなり、皆が旅に出かけます。そして、「新しい楽しい。」が生まれていきます。

その循環を作っていくことが、本ブログの目的です。

どんな記事を書いてくのか。

小難しいことを書いてきましたが、本ブログでは私の旅館経営という経験や、それを通じて得た知見から、宿泊をされるお客様にとっても、受け入れる宿泊施設にとっても有益な情報をさまざまな角度から発信していきます。

ポイントの効率の良い貯め方やクーポンの取得方法などのお得な情報から、より良いサービスの引き出し方。また宿側の目線では、素敵なお客様との出会い方や嫌なお客様の断り方に至るまで、宿泊体験に関わるありとあらゆる情報が本ブログに綴られていくことになると思います。

『宿泊』は、それ自体がとても魅力に溢れ、楽しいものです。

多くの方がそう感じていただきたいと願い、、、ブログ始めました。